概要
『ぬらりひょんの孫』の登場人物、奴良鯉伴と山吹乙女が描かれた作品につけられるタグ。
この二人は江戸時代で夫婦の関係にあった公式カップリングである。
名前をそのまま引用するなら本CPの読みは「りおと」であるが、鯉伴は劇中で「鯉さん(こいさん)」という愛称で呼ばれることもあるため、「こいおと」でもいいのかもしれない。
若くして亡くなった乙女が小妖怪たちと暮らしていた荒れ屋に、鯉伴が雨宿りをしに入ったのが馴れ初め。乙女の美貌と気品に惚れ込んだ鯉伴は、彼女を妻に望み奴良組に連れて帰るが、父ぬらりひょんは息子の唐突な結婚宣言に面食らうばかりだった。
彼女が嫁いでから奴良組は隆盛を極め、最早彼らの天下は盤石と思われた。しかしかつて奴良組と敵対した羽衣狐が残した断種の呪いにより二人の間には50年以上経っても子が産まれなかった。跡取りを産めない自分を恥じた乙女は鯉伴の元を去り、夫婦は事実上の離縁となった。
しかし二人の運命は別れてからも残酷に弄ばれた。山ン本五郎左衛門と安倍晴明の企みにより、乙女は人間として転生させられる。生まれ変わった乙女に過去の記憶は無かったが、京都で再会した鯉伴とリクオと暫し憩いの時を過ごす。しかし彼女が過去に鯉伴へ残した歌が記憶復活のキーワードになっており、彼女が過去を思い出す瞬間に魔王の小槌で鯉伴を殺させられる。
自らの所業に絶望した乙女の心は闇に染まり、肉体は羽衣狐復活の礎と化したのだった。
悲劇的な運命に翻弄されたカップルだが、後に二人の魂は半妖の里で再会し、共に黄泉路へ旅立ったのだった。