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「鳩羽つぐです。西荻窪に住んでます。」

「終わりー」


概要

謎めいた雰囲気で注目を集めるバーチャルYouTuber。初めてYouTubeに投稿された動画では、エドワード・エルガー作曲のピアノ曲『愛の挨拶』が流れながらはにかむように自己紹介をする様子が描かれている。

薄幸の幼女という今までのバーチャルYouTuberにいなかったようなキャラクター造形、どこか退廃的な世界観で多くのファンを惹き付けていった。

外見

鳩羽つぐ

キャラクターデザインは神撃のバハムートなどのイラストを務めるLM7が手がける。

亜麻色の髪に眠たげな目をした女の子で、泣きぼくろ八重歯が特徴。基本的に学校の制服に見えるシックな洋服や帽子を身に付けているが、ワンピース姿なども披露している。


動画

1作目で多くのファンを獲得した彼女だが、2作目・3作目の動画は「Twitter限定での公開」になっている。バーチャルYouTuberとは…。

  • 2作目:繁華街の路地裏(?)で動画を撮るつぐ。車の音でその声はほとんど聞き取れない。
  • 3作目:雨の中傘を差して動画を撮るつぐ。雨音でその声はほとんど聞き取れない。

彼女がなんと言っているのかTwitterや掲示板のスレッド等で憶測が飛び交っているが、真相は不明。むしろ、この声がほとんど聞き取れないという謎めいた点が鳩羽つぐを鳩羽つぐたらしめているのかもしれない。


予想外の展開に一時はどうなることかと思われたが、4作目は普通にYouTubeに投稿された。Twitterには「宿題で撮りました」という文章が添えられている。

その内容は、パジャマ姿でカメラをセットしてから「窓の外を覗く・歯を磨く・朝食を食べる・歯を磨く」という何の変哲もない日常を映し出したもの。

発した言葉も、最後の「終わりです」の一言のみ。これまた1分17秒と短い。動画の意図はまるで見えてこないが、「鏡を撮っているはずなのに泣きぼくろの位置が反転していない」「明らかにつぐのものではない『ガサッ』という物音が聞こえる場面がある」など奇妙な部分も見られる。

単なるトリックなのか、はたまた「ただならぬ何か」が存在するのか、疑問の声は尽きない……。


4月15日に投稿された5作目。タイトルは「買い物」。

最初はつぐは袋を持って、観賞魚屋の前に立っている。しばらくすると「この子にしました」と一言。彼女がここで買った魚のことを言っているのだろう。

その後、場面はつぐの家に変わる。ここからカメラの位置は動かない(1分10秒あたりで、何かの衝撃で倒れてはいるが)ため、具体的に何をしているかは不明である。

時々水の音や石(ビー玉?)の音が聞こえているため、買った魚のために水槽を準備しているのだろうか。最後はつぐ本人がカメラを止めて、動画を終わらせている。今回は「終わりです」とは言っていない。

相変わらず、脆くて壊れそうな、どこか仄暗い雰囲気を放っている動画である。


ちなみにこの時のつぐの左耳たぶをよく見ると、何故か絆創膏が貼ってある。いつ怪我をしたのだろうか…。

耳についてはアトピー持ち説(アトピー性皮膚炎の人は耳たぶの皮膚が勝手に切れてしまうことが多い)や血液検査の跡説(貧血検査では耳たぶから採血を行う)などの他、コメ欄では「やはり誘拐・虐待された女の子なのではないか」という考察から、「ぷにぷにするだけじゃ我慢できなかったので俺が噛んだ」といったHENTAIなものまで、様々な解釈やコメントが飛び交っている。


  • 2020年1月22日付けで投稿された25作目「title_0」の投稿を最後に、約2年間動画の更新がストップしていたが、2022年3月9日に26作目「room」が投稿。久しぶりの投稿に、視聴者の間で再び考察コメントが多数寄せられた。

反響

鳩羽つぐです

  • 触れれば簡単に壊れてしまいそうな儚げな佇まいや、無垢な鳩羽つぐ本人と西荻窪の喧騒から少しだけ離れた暗い場所でいつも一人で動画を撮っているという不穏さのギャップからか、「何らかの事件に遭って消息を絶った少女の記録映像」「既に死んでいるはずの子供が動画をあげている」「新手のSCPによる認識災害」などといった穏やかではない解釈も少なくない。

他にも「多動症の女の子」「ストックホルム症候群」などファンの間で様々なイメージが広がっている。

  • 動画時間の短さ、投稿数の少なさから彼女に関する情報は断片的であるため、こうした複数の解釈が生まれ反響を呼んでいる。

情報をほとんど提示しないというスタイルが逆にファンの想像を掻き立て、そうして拡散された都市伝説的な考察が新たな話題を生み出すという、これまでになく展開を見せている。

  • これまでの「華やかな容姿から繰り出されるカオスな芸」という従来のバーチャルYouTuberの定番に真っ向から逆らうような何処か後ろめたい雰囲気も、その手のものが堪らない人にとってはまさに沼のような要素となっている。
  • 結果として、様々な解釈や考察が繰り広げられる様相は既存のバーチャルYouTuberにはない独自の盛り上がりを見せており、活動開始から間も無いにもかかわらずTwitter上には数多くのファンアートが投稿され、独特の魅力で着実にファンの数を増やし、その心を掴んで離さない。

  • 西荻窪に住んでいるという実在するかのような雰囲気のためか、荻窪の写真や実在の景観を背景に鳩羽つぐを描いたイラストも多く見られる。ちなみに動画のキャプションでは「※鳩羽つぐはバーチャルYouTuberです 実在の人物や団体、地名などとは関係ありません」と実在を否定してはいる。

関連イラスト

箱入り鳩羽つぐ#04

成長しました~

関連タグ

バーチャルYouTuber VTuber serial experiments lain

雉尾つぐ…ある動画に登場した人物。つぐと似た容姿だが、彼女よりも大人びた雰囲気を持つ。

おわー


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