舞台は『.hack//G.U.』の3年後(2020年)。システムは旧来のゲーム作品と通じるアクションRPGだが、イベントは漫画のようなコマ割りとボイス付きの台詞で描かれるコミックデモ形式となっている。
ゲーム版には旧来の各シリーズ作品から100名以上のキャラクターが再登場している。職業の種類は『R:2』のものを基本としており、『R:1』のPCの職業は対応する職業に置き換えられている(例:剣士→斬刀士、呪紋使い→呪療士)。ただし、重斧使いに相当する職業はないため、重槍士に変更されている。
ゲーム発売に先行してケロケロエースで連載が開始された『.hack//Link 黄昏の騎士団』は、内容的にゲームと設定を相互補完している部分もあるものの舞台は基本的に『The World R:X』のみで展開されるため、ゲーム版と設定全てを共有しているわけではない。
あらすじ
2020年。2年前にサービス中止となった『The World』が、『The World R:X』として公開されることが決定した。
九竜トキオは『The World R:X』の公開を心待ちにしていたが、ユーザーアカウントが抽選によって与えられることを知り意気消沈する。そんななか、天城彩花という少女が同じクラスへと転校してきた。夢に出て来る『姫』と瓜二つの少女、彩花に屋上に呼び出され浮き足立つトキオだったが、彩花の『黒いゲームディスク』によって、肉体ごと『The Wolrd R:X』へと取り込まれてしまう。
ログインしたトキオを待ち受けていたのは、石像と化した無数のPCたち、そして白髪のPCと激闘を繰り広げる勇者カイトの姿だった。
ドコドンッ!!
登場人物
九竜トキオ 天城彩花 AIKA(アイカ) フリューゲル チェロ クラリネッテ
その他にも過去に登場した多数のPC達やキャラ、八相などがアカシャ板による再現データとして再登場する。
(つまり本人ではない。再現データである故か、特定のキャラや八相の容姿と能力に明らかな齟齬が見られ、原作とは比較にならない程に弱体化してしまっている。)