概要
S.A.C.シリーズにおける陸上自衛軍の多脚戦車。開発元は後にHAW206を開発することとなる剣菱重工。
大戦中に主力戦車として開発された戦車で、左右のマニュピレータに20mm機銃を、胴体後部に主砲として長砲身の105mm榴弾砲を一般的な戦車と同様の旋回式砲塔に収めて搭載している。四つの脚部にはキャタピラが備えられておりこれを用いて走行することも可能だが、路上走行速度はタチコマやHAW206に劣るとされている(尤も、双方とも装輪式車両と同じく路上では脚部のタイヤを用いて走行するため、装軌式車両と同じく路上でキャタピラ走行する本車より速いのは当然ともいえる)。
劇中での登場
S.A.C.第2話「暴走の証明」で初登場。劇中では播磨研究学園都市にある剣菱重工所有の演習場で試験中だったHAW206の対抗部隊車両として1両が登場する。
が、準備中に突然HAW206が暴走。起動すらしないまま120mm砲の直撃を車体に喰らい撃破されてしまった。
その後も草薙素子の回想にて国連PKF仕様車両が登場するほか、2ndGIGでは序盤の市街地演習に参加している車両が描かれている。
S.A.C.のPS2版ゲームでは熱光学迷彩搭載型が登場。終盤で黒幕が搭乗し、ラストボスとして素子の前に立ち塞がる。