概要
ガリア解放後にガリア方面防衛のために新設された部隊。
主任務はガリア防衛と西方からのカールスラント奪回拠点構築。
西部方面総司令部に属し、本拠地はアルデンヌ県のセダンとコート=ドール県のディジョンに置かれている。
通称「ノーブルウィッチーズ」。
難航する部隊編成
部隊編成に当っては、各国の政治的意図や国内事情が絡み、多くの問題を抱えていた。その中で、ガリア政府(これ自体、戦前からの共和制派と王政復古派の対立に加え、ド=ゴール派の台頭で混迷していた)の「506は貴族ウィッチだけで構成する」という無理難題な申し入れが一番の障害となった。
ガリアの方針は、未だ混乱の中にあるガリア復興には人心を落ち着かせるためのカリスマ性が必要だとの考えからだったが、立憲君主制の導入やネウロイによる二度の惨禍によって貴族制度は衰退に向かっており、しかも貴族のみという制約によって他の有能なウィッチ達を登用することが出来ず、該当するウィッチがいても次々と断られてしまう(コンスタンティア・カンタクジノ、稲垣真美ら)。特に、ガリア解放の立役者の一人ペリーヌ・クロステルマンに隊長就任を固辞されてしまったのがガリア政府に大きな痛手となった。
最終的には隊長はブリタニアで療養中のロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネに決まり、ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタインを筆頭に数名の貴族ウィッチを配属させることが出来たが、今度はリベリオンとブリタニアの対立が表面化する。国際社会での発言力を強めたいリベリオン(当初から共和制であり貴族はいない)は、集まりの悪さを理由に自国のウィッチ達を加える様に要求したが、ブリタニアが強硬に反対したのだ。悩んだガリア政府は、リベリオンのウィッチ達を本隊がいるセダンから離れたディジョンにB部隊として配属させた。
この異例な配属により両者の交流があまりなく、防衛部隊として不安な現状が残る結果となってしまった。
所属ウィッチ
※◎は隊長、◯は戦闘隊長を指す。括弧内は、(出身国、階級)。
本隊
- ◎ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ(ブリタニア連邦、少佐)
- ◯ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン(帝政カールスラント、少佐)
- アドリアーナ・ヴィスコンティ(ロマーニャ公国、大尉)
- イザベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール(ブリタニア連邦、少尉)
- 黒田那佳(扶桑皇国、中尉)
B部隊
- ◎ジーナ・プレディ(リベリオン合衆国、中佐)
- マリアン・E・カール(リベリオン合衆国、大尉)
- ジェニファー・J・デ・ブランク(リベリオン合衆国、大尉)
- カーラ・J・ルクシック(リベリオン合衆国、中尉)