8トラック

はちとらっく

かつて多用されていた磁気テープメディア。

概要

1965年、アメリカにてカーステレオ用に開発された、磁気テープメディアの一つ。略称は8トラ。

音楽・音声データを収録するために用いられており、ステレオ再生に対応、さらにはリピート再生に対応している、といった特徴を持つ。

2トラックのステレオデータを4つもつことから、この名前が付いた。

また、8トラの数年前に、モノラル版の4トラックというメディアも開発されている。ただし、4トラと8トラの再生機器に互換性はない。

日本国内では音楽鑑賞用だけではなく、カラオケ用音源として使用されたり、路線バスや鉄道など公共交通機関の自動放送用のメディアとして使用されたりなどしていた。

1980年代以降、CDなど、音源メディアのデジタル化が進行すると、利便性の観点から8トラは姿を消した。

関連タグ

カセットテープ