概要
宝玉獣のサブカテゴリであり、自壊する共通テキストを持つ。
「アドバンスド・ダーク」がOCG化した時には登場しておらず、宝玉獣を闇属性化する効果で疑似的にA宝玉獣を再現していたが、「ANIMATION CHRONICLE 2022」にて正式にOCG化した。
アドバンスド・ダークのOCG化がアニメ放送後から約5年、そこから10年が経過。アニメ放送から約15年の年月をかけてOCG化している。
カード一覧
効果モンスター
解説
『遊戯王デュエルモンスターズGX』において、ヨハン・アンデルセンに憑依したユベル(暗黒使徒ヨハン)が使用するモンスターたち。
「宝玉獣」同様に「A宝玉獣」モンスターが7体存在し、ユベルの支配により宝玉獣本来の意思が封じられている。
エースカードは「究極宝玉神レインボー・ダーク・ドラゴン」であり、こちらもユベルに支配された究極宝玉神レインボー・ドラゴン。
超融合完成及び十二次元宇宙統一のために消息不明となるなどして十代を苦しめて愛を与え、覇王を暴走させて完成した超融合を自分が手に入れるために用意したユベルのモンスター達であり、超融合が手に入った後は「バスター・サウザンド」でヨハンを物理的に抹殺しようとした。
そのため、元の宝玉獣がヨハンの「大事な家族」のような存在であるのに対し、A宝玉獣はユベルの「十代と傷つけ合い愛を分かち合いつつ超融合を手に入れる」目的のためだけの使い捨ての奴隷のような存在であり、ヨハン及び宝玉獣とは対照的。勝手に呪縛を解こうとするとお仕置きをされる。
エースのレインボー・ダークはアニメでは究極宝玉神レインボー・ドラゴンと同じく魔法・罠ゾーンのA宝玉獣を墓地へ送ることで攻撃力アップする効果を持つ。
レインボー・ドラゴンとの違いは2つ目の効果にあり、あちらはフィールドリセット効果を内蔵していたが、レインボー・ダークは破壊される際に魔法・罠ゾーンのA宝玉獣1個を墓地へ送ることで破壊無効となる防御寄りの効果を持っていた。
A宝玉獣が召喚に必要であり、またA宝玉獣と抜群のシナジーを持つアニメ版と比較すると、現存するOCGの「究極宝玉神レインボー・ダーク・ドラゴン」には、カードテキストに「A宝玉獣」は一切記されておらず、効果もほぼ別物。宝玉神であるかどうかも怪しく、かつての「ラーの翼神竜」もといライフちゅっちゅギガントを彷彿とさせる扱い。
暗黒使徒ヨハンのデッキ
元のヨハンのデッキと同じく、モンスターカードは恐らくA宝玉獣7種とレインボー・ダークの計8体のみと思われる。
その他、ヨハンの持つ宝玉獣サポートに加え、A宝玉獣及び究極宝玉神サポートのフィールド魔法「アドバンスド・ダーク」、様々な策を講じて生み出した「超融合」を奪う罠カード「ラスト・トリック」、超融合入手後に用済みとなる(ユベルにとっては嫉妬の対象の)ヨハンを抹殺する罠カード「バスター・サウザンド」が投入されている。
ヘルカイザー亮、十代と二度のデュエルでA宝玉獣デッキを使用しているが、一度も事故を起こしていない。また、開幕で必ず「アドバンスド・ダーク」を発動している。
ユベルは十二次元宇宙統一のための十代とのデュエルで、レベル1~12のデッキのコンセプトにそぐわないモンスター(ゲート・ガーディアン、ラビエルなど)を多数投入しているため、ヨハンベースの宝玉獣デッキであれば事故を起こすことはまずないのだろう。
カードテキスト
全ての「A宝玉獣」モンスターは、下記の2つの効果を共通して持つ。
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(X):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
(X)はA宝玉獣だけでなく、宝玉獣モンスターも同じ効果を必ず持っている。
(1)はA宝玉獣モンスターすべてに備わる新たなデメリット効果。モンスターの場合のみ適用され、罠・魔法ゾーンに宝玉として存在している場合は破壊されない。暗黒使徒ヨハンがアドバンスド・ダークとの連携で早々にレインボー・ダークを召喚しフィールドを制圧していたように、A宝玉獣自体が究極宝玉神に強く依存するカテゴリーだと思われる。
A宝玉神とシナジーのあるレインボー・ダークをはよ出してくれ…。
評価
あくまで原種の延長線上の効果しか持たないため11期に出るカードとしては物足りないという評価もある。
それでも原種のルビー・カーバンクル・サファイア・ペガサスで強引にサポートできるのは評価できる。