概要
Undertale原作の世界観をベースとし、「もしこうだったら」を描いたタイプの作品(原作軸AU)。
Gルートのホットランド突入直後の時系列にあたり、ラボに入った直後に原作では出会わなかったはずのアルフィーが主人公にたちはだかる。
ストーリー背景
ふじみのアンダインが殺害されたことを知ったアルフィーは、この異常事態に対して地底の住民を避難させるよう誘導活動をしていた。
最初は主人公の来訪に心を躍らせていた彼女は、しかし主人公が皆殺しという道を辿ることに失望し、真実のラボでの研究を応用して自分自身の身体強化を図り、主人公を食い止められないかと考えたのであった。
あなたの そのひょうじょう... ふくについたちり... ひどい...ありさまだった...
そして ぎゃくさつ... わたしはみてられなかった...
わたしは... あなたを... ころしてみせる!!!!!!
ガスターの研究を引き継いだ証とも言える「ガスターブラスター」の使用や、メタトンEXに搭載した数々の機能を自身が使用してくる。早送りや早戻しといった機能も使いこなしつつ、原作ならこの先のエリアに仕掛けていた数々のパズルをも攻撃手段として組み込んでいる。
中でも特徴的なのは、ランダム生成される色タイルのパズルが攻撃手段になっていることだろう。
ルールを知らないならそれは皆殺しにしてパズルを無視した主人公が悪いと言わんばかり。
パピルスの せつめいをきいてたら とけるパズルだったんだけどね!!
色を間違えると電撃が走ったりピラニアにかみつかれる仕掛けも原作通りで、しかもここではそれがダメージとなって直接主人公のHPを削る。もちろん時間制限つきであり、ゴールできなければ回避不能の炎に焼かれることになるだろう。
ガスターブラスターを織り交ぜてくるため、ルールを知っていても難しい。
さらに追い詰めると、3×3のグリッドしか移動できないようにしてのシューティングパズルを再現した攻撃を仕掛けてくるほか、シューティングゲームらしくスペースインベーダーそのままの攻撃を放ってくるなど、その性格・趣味を隔てなく戦いに応用してくる。
あと なんたい ころせば きがすむの?
⋯と、セーブポイントのメッセージを元にした言葉も投げかけてくるあたり、彼女が主人公をずっと観察し続けたことを反映させたつくりにもなっている。
それでもなお食い下がってHPをゼロにさせると、まるでアンダインが「ゆうしゃ」として覚醒したかのように、彼女もまた真の力を発揮してくる。
これがアンダインがみせてくれた... ケツイのちからっ!!
これまでにない長いターンを使った連続攻撃の数々を休みなしで切り抜けなければならなくなる。
しかしここでアルフィーの様子がだんだんおかしくなってくる。
そう、ここで発揮されたケツイの正体は、真実のラボで実験していた「死亡したモンスターを結果的に蘇生させたケツイの注入」であった。アルフィーの身体はそのケツイに耐え切れなくなってしまったのである。
関連動画
裏技(という名のペナルティ)
この戦いでは、バタースコッチパイだけは特定の操作によって何度でも使用できる。
しかしこの裏技を使用して2度以上パイで回復した場合、アルフィーのHPを0にした段階で彼女は豹変。
ケツイを注入するのではなく、普段の彼女からは⋯いや、非常時の彼女でさえ起こらないであろう性格の崩壊をきたし、彼女にしてはありえないほどの口汚い言葉で主人公をこれでもかと罵倒する。
そしていつのまにか世界観さえ変わったとわかるBGMの変化。
虐殺の果てにズルまでした主人公への制裁として、彼女はUndertaleの戦闘ルールで戦うことをやめ、MOTHERシリーズの戦闘モードへと切り替えたのである。
直後、アルフィーが放ったのはPKキアイβ。
当然、既に弾幕形式などではなく、主人公に避けるすべはない。
90ポイント超の「ちめいてきなダメージ」によって、ドラムロール式にHPが0まで減らされての敗北になる。
攻撃の際に使われたBGMにいたっては、EarthBoundHalloweenHackで使われていた原曲版MEGALOVANIA。
UndertaleがMOTHERシリーズの影響で作られたことへの熱いリスペクトが各方面からうかがえる。