概要
初代(MC17)
1987年発売。
エンジンはDOHC4気筒で45馬力を発揮。
「ハリケーン」のペットネームがある。
デザインは角目1灯にフレームを覆い隠すカウルといういで立ちで、前年発売のCBR400R(NC23)に近い。
二代目(MC19)
1988年発売。
「ハリケーン2」と通称される。
デザインは兄貴分であるCBR400RRに倣った丸目2灯にフレームを露出させたカウルである。
1990年にCBR250RR(MC22)にモデルチェンジし生産終了。
三代目(MC41)
2011年発売。
250ccクラスの世界戦略車として企画されており、初代・二代目とは車名以外の共通点は無い。
生産はタイで行われた。
エンジンは新設計のDOHC単気筒で最高出力27馬力を発生。
トラス形状のスチール製フレームに搭載し、VFR1200F風のカウルで包んでいる。
尚、エンジンは翌年発売されたオフロードバイク、CRF250Lや軽量クルーザーのレブル250にも流用された。
それまで国内で「CBR」と言えばレーサーレプリカ的なイメージが強かったため、発表時は単気筒でCBRを名乗らせることに抵抗する声が(主に熟年ライダーから)上がったが、発売されてみるとセールスは好調で、当時まだ充実していなかったフルカウルスポーツ市場をカワサキ・Ninja250Rと争った。
2014年にビッグマイナーチェンジを敢行。
外装を大きく変更し、CBR1000RRに近い2灯ヘッドライトのデザインとした。
エンジンは最高出力が29馬力に向上した他、低燃費化やシート高の低下を図り、実用性を向上させた。
2017年にCBR250RR(MC51)の発売と入れ替わりに生産終了。
関連項目
CB250R:ノンカウル版。こちらは販売中。