概要
DELETER社が販売しているペイントソフト。
openCanvasのOEM版である。
正式名称は「COMIC ART CG illust(コミックアートシージーイラスト)」。
ハイエンドの有名ペイントソフトに匹敵する素晴らしい性能を誇る。
現在(2010年)4.5が発売中。
通常版の4.5とスクリーントーンが使用できる拡張版の4.5plusがある。
パッケージ版・定価
通常版 COMIC ART CG illust Ver-4.5 7980円
拡張版 COMIC ART CG illust Ver-4.5 Plus 11025円
前バージョン"4"の所有者は無償で4.5plusへアップグレード可能。
ver3のユーザーは有償アップグレード版を購入すれば定価より安く済ませられる。
pixivでは
投稿時の使用ツール一覧に含まれている。
COMIC ART CG illust機能一覧
レイヤ
PCのメモリの許す限り無制限にレイヤを重ねられる。レイヤー機能のこと。
使用できるレイヤは効果が多彩過ぎて説明しきれないので、以下、代表的なものを紹介。
通常レイヤ…普通のレイヤ。塗ると下のレイヤの色は隠れる不透明なレイヤ。
乗算レイヤ…セロファンを重ねたような発色となる。
例として青く塗った下のレイヤに対して、上のレイヤに黄色を塗ると緑に発色する。
加算レイヤ…塗った箇所が光るレイヤ、炎や光源などに向いている、
重ねるとさらに強く発色。下のレイヤが暗い色ならさらに引き立つ。
減算レイヤ…色を塗ると、反対色が発色する。ネガポジ反転。
あくまで効果として使うのが無難な所か。
ペン先
微妙な太さ、濃度調整、ペン先の傾斜角度、間隔などの調整が出来る。
淡い水彩のような色使いや、油絵風、アニメ塗り風の表現も容易い。
塗った箇所を伸ばす「指先」にじませる「ぼかし」
「焼きこみ」(黒に近づく)、「覆い焼き」(白に近づく)など。
4.5になってから実に多彩、微妙な表現が可能になった。
水性マーカー(微妙なにじみまで表現されている)、カブラペン表現など、
ペンの傾斜角度、ペン間隔の調整次第でリアルに見紛う線画が可能に。
同じ種類の「鉛筆」でも、太さ、濃度等、各種設定を調整したものを
何本でも名前をつけて使い分けられる。
4.5になってから直線ツールがツールバーから、ペンウインドウに統合されている。
前verから使っていた人は分かりにくいのでご注意。
グラデーション
レイヤ内に色の付いたグラデーションを生成可能。
円状、放射状なども表現可能。
フィルター
モザイクやノイズ効果はもちろん、雲模様や波紋、爆発効果、波模様、ポスタリゼーション
トーン機能
前verの4 Plus、4.5 Plus、拡張版に付加された機能、
DELETER社製のスクリーントーンのテクスチャーが絵の効果として使用可能。
実際のトーンと同じ、網点、線模様、グラデーション網点など。
使い方はグラデーションと同じである。
さらに、取り込んだ外部からの絵などスクリーントーンとして登録し
作品のテクスチャーとすることも可能。
イベント機能
保護付きイベントデータも保存可能で保護が付いたイベントデータは追記することが出来ない。
公式サイトから他のユーザーの投稿イベントファイルをダウンロード
して観る事も可能。
使用したツールやレイヤ構造が分かるので観てるだけでも絵の勉強になる楽しい機能。
投稿されているイベントデータは当然保護付き。
キャンバス回転機能
ハンドルのような円形のバーで作業中の絵を回転させたまま線画可能。
これにより、利き腕の勢いを生かした線が描きやすい。
開発元が描く人の意見を取り入れているだけあり、作業性を重視した
造りである。
保存可能なデータ形式
oci、jpeg、bmp、png、
4.5+版はPSD(Photoshop)形式の保存・読み込みが可能になっている。
難点
スクロールバーが出ないので大きなキャンバスサイズで書くときは手のひらツールで移動しなければならない。
関連タグ
外部リンク
購入ならここ→マンガテクノドットコム
↓2010/5/30よりCG illustのイベントファイル投稿はここでやることになったらしい…
↓兄弟じゃないかと思う位機能が似ている(そりゃあ開発元…)