概要
漫画「Dr.STONE」の北米編から登場するキャラクター。
石神千空と同じく3700年以上意識を保ち続け、アメリカにて硝酸での自然復活を果たした。
プロフィール
| 本名 | ゼノ・ヒューストン・ウィングフィールド |
|---|---|
| 身長 | 180cm |
| 体重 | 69kg |
| 血液型 | A型 |
| 誕生日 | 10月1日 |
| 石化前 | NASA研究員 |
| 出身国 | アメリカ合衆国 |
| 好きなタイプ | 合理的な人 |
| 好きな食べ物 | チーズバーガー |
復活後のヒビ痕は、頭頂部から両目にかけて大きなバツ字型"X"になっているのが特徴。
味方になってからはXの中が白抜きになっている。
敵状態
味方状態
※単行本の表紙イラストによって髪色が銀髪か金髪か異なるため、髪の色が個人の解釈によって異なる。
人物・経歴
作中では未だ正式に名乗っていないが、単行本18巻にて掲載されたプロフィールにて本名が明かされている。
感激した際に物事を「エレガント」と形容することを好み、「Science is elegant」「実にエレガントだ」が口癖。
NASAに所属する科学者で、幼少の石神千空が世界中に送ったスパムメール…もとい質問メールに返事を返した事がきっかけで、千空の科学の師匠となる。
その当時から、個人的な利益を重視し、彼の理想を蔑ろにする高齢の科学者達など「人類の進歩を阻害する倫理や政治等のゴミのような御旗をかざす愚者たち」に鬱屈した感情を覚えており、職員同士の雑談にも世界征服などの危険思想を仄めかしたりしていた。
千空とのメールのやり取りの中にそれらを滲ませる事もしばしばあり、宇宙を目指している千空がサルファ剤の作り方等の様々な知識を持っているのも、彼の言動に思う所があった事が一因。
知識欲が強く、千空に影響を受け日本語を習得している。日本人で英語を話せる人物は何人かいるが（西園寺羽京やあさぎりゲン、フランソワなど）アメリカ人で日本語を話せる人物はゼノ1人。スタンリーなどの他のアメリカ人と日本人が会話する際は英語を話せる日本人が枠外で通訳しているという設定があるが、ゼノが日本人と話す際は通訳を介さず日本語で会話している。
また、大学に飛び級で進学している。
21世紀においてCDC（アメリカ防疫センター）の石化した鳥の解析を元に人類総石化の前に「意識を保っていれば硝酸によって石化から復活する可能性がある」という情報を得るが、世間に発表する直前の日に石化光線が地球を覆った結果、ゼノも石化する。
しかし、石化した場所がコウモリが生息するピナクルズ国立公園であった為、バットグアノから天然の硝酸が作られ硝酸による復活を果たす事に成功。
文明が滅びストーンワールドとなった事で彼を縛り、阻むものがなくなった結果、その思想のままに行動し始める。
また、石化寸前にその場に召集していた研究者や軍人に復活のチャンスがあるという情報を伝えていた事、石化の光に気づいた軍人の一人でありゼノの信頼する幼馴染でもあるスタンリー・スナイダーがその情報を周囲に大声で伝えた事から、ゼノと共に複数の人間が同時期に硝酸による復活を果たした。
復活液の発見こそ出来ていなかったものの、スタンリーの助けもあり最初から自分の手足となる統制の取れた集団を率いる事が可能だった事、復活者の一人がプラチナの指輪を口の中で殆ど風化せず所持できていた事、石化した場所のすぐ近隣に資源の豊富なイエローストーン国立公園が存在していた事などの超が付く程の強運もあり、千空と同時期に復活したにも関わらす日本の科学王国を凌ぐ程に科学文明を復活させた。
なお単行本18巻のプロフィール紹介ページにおいてはフルネームとその綴り、身長が掲載されている他、作中に出ていない過去エピソード等（違法な銃製作で逮捕など）も触れている為、彼に興味を持った方は是非とも購入を推奨したい。
上記の通り危険思想の持ち主ではあるものの、科学に関しては真摯な姿勢を崩さない。
自身の城を地下から突破された時は発案者のクロムを素直に称賛し、発想力は素晴らしいが現代人に比べ知識に欠く彼のやや稚拙な仮説も否定せず、「面白い仮説だ」と受け入れた上で教鞭を取る等、科学に纏わる事柄であればたとえ敵であろうとも真摯に向き合い、導こうとする。
味方になってからは、科学に興味を持ったスイカにも丁寧かつ実践的に学ばせており、彼女のことをDr.スイカと呼んでいる。子供や格下相手にも決して侮りや見下しをせず平等に接する度量を持ち合わせている。
幼少期〜千空とメールのやり取りをし始めたNASA入所直後は瞳にハイライトが入っていたが、前述の「人類の進歩を阻害する倫理や政治等のゴミのような御旗をかざす愚者たち」のような高齢の科学者達と仕事で関わった結果、徐々にハイライトが消え、NASA入所直後は低くそれほど目立っていなかったリーゼントの様な前髪も盛り上がり目立つようになる。
人類石化後、特徴的な付け爪をつけるようになった。
（付け爪には様々な種類があり、フォークの付け爪で食事をしていたこともある。）
千空と再会した際には一時的にだが再び瞳にハイライトが宿った。
カムバック読切「TERRAFORMINGU（テラフォーミング）」では新しく白いジャケットを身にまとう。レア素材獲得のため大樹と杠の新婚旅行に同行し、飛行機が墜落して行方不明になった千空一行を周りの科学者に諦めろと言われても必死の形相で探していた。千空たちが戻ると港に猛ダッシュで駆けつけた。
最終回後のスピンオフでは人類石化後から着ているジャケットの白いものを着ており、千空と共同で研究をしている為か、相変わらずの危険思想の持ち主ではあるが表情と物腰が柔らかくなり、瞳も幼少期のような輝きとハイライトを取り戻した。
見た目の変化
石化前
