Draco
どらこ
アメリカのCentury International Armsが販売しているルーマニア製のAKクローン。
ストックやフォアグリップは存在せず、銃身をピストルサイズにまで短くしたAKピストルとして製造されている。
また、使用弾薬はサイズに見合った5.45×39mm弾ではなく7.62×39mm弾を使用し、ハイダーの形状は従来のAK系のものではなくAR系に近いものが装着されている。
3種類のバリエーションがあり、まず通常サイズのDRACO、AKS-74Uと同等レベルまで短く(正確にはハイダーを外した際の全長はクリンコフの方が若干短い)した本記事メイン画像のMINI DRACO、そしてそれよりも短くした最小のMICRO DRACOがある。
MICRODRACOに関してはかなり切り詰めているため、2.1kgとAKとしてはかなり重量も軽い為、片手撃ちもやりやすくなっている。
銃床がないが近年ではスタビライザーブレースという疑似的なものがある為、これを装着する購入者も多い。
また、購入者によっては厳しい手続きを行い、ストックやフォアグリップを装着してショートバレルライフルにして所持している者もいる。
7.62×39mm弾薬は値段が安く手に入りやすい上、ピストルモデルであるため登録や税金もライフルと比べると安く、値段も1000ドルと手ごろで「AK」というネームバリューもあってか評判は上々なようだ。
ただし、銃身が短い為に秘匿しやすく、AKの名は犯罪者たちにも轟いているため、違法に流れたものが犯罪に使われるケースも多く、現在はアウトローなラッパーの歌詞にAKに変わってDracoと入ることが増えており、そちらの方面でも人気が高くなっている。
近年では『バイオハザードヴィレッジ』にてクリス・レッドフィールドとその仲間であるハウンドウルフ隊に使用されたことで日本での知名度が向上した。