ショートバレルライフル
しょーとばれるらいふる
ショートバレルライフル(略称、以下SBR)はバレルが16インチ(41cm)以下、もしくは全長が26インチ(66cm)以下のライフルを表す用語。
許可を得ずに違法に隠し持って携帯する人間がいることを踏まえ、基本的には法執行機関、軍に所属する人間のみが所持が認められており、民間人が手に入れるには米国市民権を保有している上で、特別な手続きを踏まなければ購入、所持ができない。
拳銃にストックを取り付けた場合も同様で、条件を満たせばSBRとなる。
また、ストックが折りたためる銃に関しては折りたたんだ状態での長さで判定が行われるため、基本的にはこの区分に入る。
PDWとの区分は曖昧であり、両方のカテゴリーを両立している可能性が高い。
上述で「アメリカ国民が手に入れるには市民権を保有している上で特別な手続きが必要。」と書いてはいるが、ARピストルにスタビライザーブレースを装着すれば疑似的に難しい手続きを踏まずに所持可能である。ただしこの場合の区分はSBRではなくARピストルのままである。
また、14.5インチ等の少し短い銃身であっても銃口に大型のものや規制対策用に長めに作られたマズルデバイス(マズルブレーキ等)を取り付けて16インチを超えるようにするという手もある。(ただし銃身の一部として認められるよう、簡単に外せないようピンを打ち込んだりロウ付け等が必要となる)こちらは銃身長は既定長を超えるのでSBRとならない。
ちなみに、この行為に関してATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)は「スタビライザーブレースをちゃんとした用途で使用していればARピストル扱いでも構わないが肩に当ててストックとして使っている場合はSBRを持っているのと何ら変わりない。」
という見解を示しているがARピストルのファンや全米ライフル協会等の存在もあるため、未だに取り締まることはできず、流通量を減らしてなんとか凌いでいるという状態である。
実際、この表明をした際にARピストルファンから大ブーイングを受けたそう。
しかし、2021年6月17日をもって法改正が行われ、4つのセクションに違反しているARピストルはライフルとして定義されるように変更された。