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Dynabook

だいなぶっく

『Dynabook』とは、1.アメリカ合衆国の計算機科学者であるアラン・ケイが提唱した理想のパーソナルコンピュータ(パソコン)、2. 東芝とその子会社が販売するパソコンブランド。3.2019年に設立、シャープと東芝の合弁会社でシャープの連結子会社であるDynabook株式会社。2.の製造・販売を引き継ぐ。
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アラン・ケイが提唱したパーソナルコンピュータ

『ダイナミックメディア(メタメディア)機能を備えた「本(ブック)」のようなデバイス』という意味で、1972年に著わした「A Personal Computer for Children of All Ages」に登場。
1977年の「Personal Dynamic Media」という論文でその詳細が記されている。

「グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を搭載したA4サイズ程度の片手で持てるような小型のコンピュータで、ミニコンよりはるかに安く、しかしテレビよりはずっと高い500ドル程度(2018年現在の価値だと3000ドル程度)での実現」「文字のほか映像、音声も扱うことができ、それを用いる人間の思考能力を高める存在」「有線・無線のネットワーク機能やビットマップディスプレイを想定したマルチフォントに対応することが必須」と定義されている。

ケイがゼロックスのパロアルト研究所在籍時に「暫定ダイナブック」と称してAltoや、より小型・可搬でバッテリ駆動も可能だった NoteTakerを開発。

スティーブ・ジョブズが Altoを見てLisaそしてMacintoshを開発するきっかけとなったり、後述する東芝が「ダイナブック」を意識し目指し開発、ブランド名として名付けるなど、後にパソコンの開発に影響を与えた。

東芝及び子会社のブランド

東芝では1985年に当時としてはコンパクトなIBM PC互換機のラップトップPC第一弾『T1100』を海外用に販売、欧米市場で成功すると、1986年には世界初のハードディスク(10MB)搭載ラップトップ型パソコンである『T3100』(日本では『J-3100』)を販売。
1989年6月、20万円を切る低価格とそれまでのラップトップPCより小型軽量な筐体の初代「ダイナブック」J-3100SSを販売、「ブック型PC」(後のノート型PC)という新ジャンルを作り出す
以後、1994年にコンパックに抜かれたものの2001年にはDellに抜かれるまでシェア1位を守った。
しかしコンパックを買収したヒューレット・パッカードや、さらにはAcerレノボなど後発企業に海外シェアを奪われ、2017年度はランキングから消えたが日本国内において4位のシェアがある
因みに「ダイナブック」の標章は日本国内のみで海外では使用していない。
また、東芝も2005年に「東芝パーソナル&クライアントソリューション社」(2016年から「東芝クライアントソリューション」(TCS)に社名変更)がPC事業を引き継いでいる。

Dynabook株式会社

2018年6月、東芝のPC事業は5年連続の赤字に陥り、シャープへTCS株式の80.1%を約40億円で売却した。
2018年12月3日、TCSは2019年1月1日付で「Dynabook株式会社」(Dynabook Inc.)へ社名変更することを発表。

シャープは『Mebius』(メビウス)ブランドで1995年から2010年までパーソナルコンピュータ(PC/AT互換機)、2014年から2016年までタブレットPCを販売、特にモバイルノートのMT・MMシリーズは『ムラマサ』の名で知られた。
今後、Mebiusブランドの復活も「商品のニックネームとしてはあるかもしれない」との事らしい・・・。

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