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FXX-K

えふえっくすえっくすけー

FXX-Kとは、イタリアの自動車メーカー、フェラーリがラ・フェラーリをベースに開発したサーキット走行専用車(公道走行度外視仕様)である。また、特殊モデルである「FXX-K Evo」についても併記する。なお、メイン画像の車はFXX-K Evoである。
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本記事に直接関係のないものの追記はご遠慮下さい。また、記事の私物化はお止め下さい。













pixiv上での「FXX-K」の表記編集

表記についてだが、正しくは「FXX K」であり「-」をXとKの間には入れずスペースを入れるのだが、スペースが入った記事はpixivに投稿された作品に対しリンクが出来ない(いわゆる「スペース入り記事」)事も踏まえ、ここでの表記は敢えて「FXX-K」で統一している。






概要編集

FXX-Kは、2014年にフェラーリの顧客向けレース部門である「コルセ・クリエンティ(Corse Clienti)」が開発したサーキット専用モデル(公道走行不可)。


2014年12月、アブダビ(アラブ首長国連邦を構成する国)のヤス・マリーナ・サーキットで開催されたフィナーリ・モンディアーリのパドックエリア内において、パドックパスを保有している顧客と報道関係者に対して正式に発表した。なお、当日には画像が各国のメディア向けに配信されたほか、翌々日にはサーキット内を走行した。また、これに先立ちコルセ・クリエンティにより、購入の予約をした、もしくは購入意向を示している一部の顧客にのみ発表されている。

なお、生産台数は32台とされている。


車名のFXX-Kは、FXX-Kのベースモデルである「ラ・フェラーリ(LaFerrari)」の先代にあたる「エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)」のサーキット専用モデルである「FXX」を踏襲している。末尾の「K」は、ラ・フェラーリにもその発展形が搭載されている事でおなじみの、運動エネルギー回生システム「KERS(カーズ)」に由来する。

(ラ・フェラーリに搭載されているのは「HY-KERS(ハイ・カーズ)」。これについての説明はラ・フェラーリのページにある為そちらを参照。)


車両価格についてもラ・フェラーリ同様公表されていない。




エンジン編集

エンジンはラ・フェラーリのもの(6262cc バンク角65° V12 DOHCエンジン)をベースに、最高出力860ps/9200rpm、最大トルク720Nm/6500rpmにパワーアップし、HY-KERSシステムで140kW(=190ps)をアシストし、全体で1050ps, 900Nmを発生する。




足回り編集

ピレリ製の専用の19インチ スリックタイヤと、ブレンボ製の専用の大径カーボンセラミックコンポジット・ディスクブレーキを搭載している。



デザイン編集

フロントノーズ、サイドスカート等はラ・フェラーリの面影が残る中、テールエンド上部に突き出た空力パーツはFXXの面影そのものである。

また、フロントボンネットの形状も若干の変更がなされている。

リアはラ・フェラーリの面影はほとんどなく、ラ・フェラーリでいう所の可動式ディフーザーがあった箇所は大型の固定式ディフーザーが取り付けられている。

エンツォ・フェラーリやラ・フェラーリ同様リアウイングは可動式。





FXX-K Evo (エボ)編集

ポジションとしてはP1でいうところのP1 GTRBNR32でいうところのNISMO仕様。


2017年10月29日に、フィレンツェ(イタリアの都市)の「スタツィオーネ・レオポルダ」で行われたフィナーリ・モンディアーリのガラディナー会場において、カナード追加リアウイング形状変更により空力特性が改善された「Evo」バージョンが招待客限定で公開された(これに先んじて、フィナーリ・モンディアーリが行われたムジェロ・サーキット内の特設ルームで、「FXX-K」オーナーをはじめとしたXXプログラムの顧客に向けたシークレット・プレビューが行われている)。


なお、同バージョンは既存のモデルへのパーツ取り付けという形で提供されるほか、最初からパーツが組まれた状態での新規車両の生産も若干数行われると発表されている。






主要諸元編集

エンジンタイプミッドシップ縦置き バンク角65° V型12気筒
排気量6262cc
ボア・ストローク94x75.2 mm
1Lあたり出力137ps/L
最大回転数9250rpm
最高出力(HY-KERSシステム除く)860ps/9200rpm
最高出力(HY-KERSシステム含む)1050ps
最大トルク(HY=KERSシステム除く)750Nm
最大トルク(HY~KERSシステム含む)900Nm以上
電気モーター出力140kW(=190ps)
トランスミッション7速DCT(デュアルクラッチ)(パドルシフト)
サスペンション(前)ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後)マルチリンク
ブレーキブレンボ製 カーボンセラミックディスク
全長4896mm
全幅2051mm
全高1116mm
ホイールベース2650mm





関連イラスト編集

Ferrari FXX-K Evo



短時間挑戦 3391


なお、これら3つは全てFXX-K Evoのイラストである。

(2023/8/18 22:20現在、FXX-Kのイラストは先の挿絵に使用したものしか確認出来ない)





関連記事編集


XXプログラム(旧599XXプログラム、旧々FXXプログラム)つながり:

  • FXX → 先代であるエンツォ・フェラーリベースの公道走行度外視モデル
  • 599XX → プログラムの観点で言えばXXプログラムの前の代を担ったマシン。ベースモデルの599GTBは、エンツォ・フェラーリ及びラ・フェラーリとは系統が違う事に注意。





外部リンク編集



以下フェラーリ公式:

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親記事

フェラーリ ふぇらーり

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