本項にはWeb版のネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。
『うーむ。理解されないというのは悲しいことですぞ……』
プロフィール
通り名 | 児童機会(チャイルドプレイ) |
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本名 | 不明 |
年齢 | 不明 |
メインジョブ | 【呪術王】(呪術師系統超級職) |
エンブリオ | 【順逆時在 ネバーランド】 |
概要
クランランキング一位の<YLNT(イエスロリショタノータッチ)倶楽部>のオーナーでもある。
名前のLSはロリショタを意味する。
本編に初登場したのは蒼白詩篇Ⅳからだが、その特異な能力と人物像は第一部の時点で明かされていた。
人物
自他共に認めるHENTAI。
奇抜な格好の人物が多いマスターたちの中でも上位に入る身なりの人物で、初登場時には緑色の衣服に全身を包み、頭部の半分を仮面で隠し、下半分に赤い酸素マスクを着けた怪人という日常に馴染む気ゼロの異様な姿をしていた(本人曰くクリスマスカラーとのことで普段はマスクも緑色らしい)。一人称は「俺」で語尾に「ですぞ」「ですな」といったオタク的な口調で話す。
性別問わず子供という存在に強い愛情を向けており、「平均年齢が13歳以上の空気は瘴気と同じ」とまで称する。酸素マスクを着けているのもこのためで酸素ボンベには少年少女の周囲で集めた空気が詰まっている。LSはこれを50ダース(600個)も持ち歩いており、ボトルごとにどこで採取した空気かどうかをも判別できる。
それを聞いて戦慄するユーゴーの反応からリアルの実年齢と性別を正確に言い当てる等、レジェンダリアの不名誉な二つ名を体現する変態。
子供に対する思いは「子供が好き」「子供になる(戻る)のが好き」という二重の児童性愛癖から成り立つものであり、自身の能力で幼児に化けてそこかしこに忍び込んだりしている。曰く、「(ロリショタに)直接タッチはアウトで基本は嗅ぐだけ」らしい。
こういった人物像からほとんどの人物から変質者と思われているが、レジェンダリアにおいてマスター・ティアンを問わず数多の犯罪者と戦い続けた歴戦の猛者であり、彼のクラン自体も慈善活動をメインとする良識派のクランであるなど、幼児絡みで寄行こそするがレジェンダリアで最も信頼できる超級として知られている。法の秩序の下、罪人連合であるデザイアと戦っている時点で信頼に値する(だからこそレジェンダリアを治める者たちは彼の奇行を悲しみもしたのだが)。
自分の信念に基づき邁進するが、その一方で「理解されない」事の辛さを語っており、ユーゴーの精神面での成長に貢献している。
彼が幼児にこだわるのは「子供」という無垢な象徴に対するある信条によるもの。それが彼のエンブリオにも強く反映されている。
戦闘能力
超級職【呪術王】による強力なデバフと、エンブリオの生物を子供に巻き戻すスキルを使いこなすデバフスキルのエキスパート。
事前にデバフや状態異常スキルを込めた罠を設置し、様々なデバフを相手に付与することで戦闘を行う。
魔法職らしく物理ステは貧弱なため、直接攻撃には愛用する魔力式散弾銃を使う。
デバフを与えることで自身の低AGIを補いつつ時間を稼ぎ、状態異常数依存の即死魔法やエンブリオの最終スキルで一掃する。
銃と状態異常を組み合わせた独自の戦闘スタイルで戦う戦闘巧者。
だが魔法職であるため格下でも攻撃を受けるとワンパンで沈む程低HP&紙装甲。デバフを与えられないと鈍足でもある。
その上エンブリオのスキルはマスター相手には効き目が薄い。
能力は超級らしく強力であるが、総合的な戦闘力は超級としては物足りなさは否めず、準超級クラスとなっている。
ジョブ
メインジョブ | 【呪術王】(呪術師系統超級職) |
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サブジョブ | 【高位呪術師】(呪術師系統上級職)、【呪術師】(呪術師系統下級職) |
【呪術王(キング・オブ・カース)】
呪術師系統超級職。
ステータスはMP特化。
デバフ系魔法のエキスパートであり、さまざまな状態異常魔法や、奥義によって周囲一帯にデバフを増強する空間を展開したりできる。
また、自身に対する高いデバフ耐性も備えている。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【順逆時在 ネバーランド】 |
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TYPE | テリトリー系列 |
能力特性 | 年齢操作 |
到達形態 | Ⅶ |
LS・エルゴ・スムの持つ超級エンブリオ。
能力特性は年齢操作。
テリトリーの範囲内にいる生物の年齢を操作することができる。
このエンブリオによる「若返り」はバフとして扱われるため、デバフ対策をしても意味が無い。
ただし最終スキルの「年齢上昇」はデバフとなっている。
使用時は足元に魔法陣のようなものが展開されるが、魔法陣を展開せずにこっそり使用することもできる。
スキル
ジョブ
- 《クリエイト・カース・オブジェクト》レベルEX:アクティブスキル
【呪術王】の固有スキル。
特定条件の成立で効果やスキルを発動する物品を作れる。
スキルレベルが上がるほどに条件指定や封入できる効果・スキルの幅が広がり、レベルEXでは発動条件をかなり自由に選択でき、込めることができるスキル・呪いも通常より幅広い。
- 《???》:パッシブスキル
【呪術王】の固有スキル。
自身のデバフスキルの効果を拡大する。
- 《カース・ゾーン・エンタングル》:アクティブスキル
【呪術王】の奥義。
周囲一帯にデバフを強化する空間を形成する。
具体的には
- 『呪怨系状態異常の発生率上昇』
- 『自身のデバフスキル成功率上昇・効果増大・効果時間延長』
- 『敵対者のバフスキル成功率低下・効果減少・効果時間短縮』
の効果を持った空間を形成する。
【女教皇】の奥義《ホーリー・ゾーン・ホライゾン》と対となるスキル。
- 《カース・オブ・マリオネット》:アクティブスキル
【呪術師】系統が持つスキル。
対象に拘束・呪怨系状態異常の【傀儡】を施し、意のままに体を動かすことができる。
自分自身にかけることも可能。
- 《シャドウ・スタンプ》:アクティブスキル
【呪術師】系統が持つスキル。
相手の影を踏み、その影を介して相手に【呪縛】【恐怖】【吸魔】の三重状態異常で行動を制限する呪いをかける。
- 《ブラッド・アレスト》:アクティブスキル
【高位呪術師】の固有スキル。
自身の血を触媒に、対象に【呪縛】の状態異常を付与すると共に、ランダムにスキルを封印する呪術。
自身の垂らした血を一度網状にし、その網に捉えることで機能する。
- 《デス・バランス》:アクティブスキル
【高位呪術師】の奥義。
彼我のMP差と対象に付与した呪怨系状態異常の数で成功率が変動する即死魔法。
ただし、判定に失敗した場合は自身が対象のHP分のダメージを受ける。
エンブリオ
- 《幼生への回帰(リトル・リターン)》:アクティブスキル
【ネバーランド】の固有スキル。
対象の肉体と精神を一定時間幼少期の状態に戻す。
ネバーランドの基本スキルであり、対ティアンの場合は精神を巻き戻すことでほぼ戦闘不能に持ち込める。
ただマスターの場合精神保護により肉体のみ影響を受け、ジョブやエンブリオには影響しないのでそこまで脅威ではない。
- 《無垢への回帰(イノセント・リターン)》:アクティブスキル
【ネバーランド】の固有スキル。
ジョブリセットと引き換えに、対象の記憶と肉体を幼少期に戻して固定する。
ただし相手が承認した場合にのみ使用できる。
マスターにはメリット皆無のため承認されることはまずなく、主にティアンの犯罪者相手に使用する。
- 《終点への追放(エンディング・エグザイル)》:アクティブスキル
【ネバーランド】の最終スキル。
ネバーランドの効果圏内に入っていた時間1分につき2年分、スキル発動時に対象を老化させる。
長時間対象を効果圏内に収めれば、一瞬で相手を塵に変えて即死させる強力なスキル。
ただし一部の長命種には効果が薄い他、マスター相手にはログアウト処理時の他者接触判定によりバレる恐れもある。
このスキルは彼の信条により、罪の重さ、ネバーランドの対象外である等《無垢への回帰》で罪を清算出来ない相手を終わらせる為に行使する。
- 《永遠への回帰(ネバーランド)》
【ネバーランド】の必殺スキル。
詳細不明だが、《幼生への回帰》と《無垢への回帰》を発展させたものらしい。
余談
名前のエルゴ・スムは「コギト・エルゴ・スム」つまり「我思う、故に我あり」が由来。
前述のLSと合わせると、「ロリショタ、故に我あり」という意味になる。作者曰く、「下手すると100点に近いネーミングだが、意味としては最悪」とのこと。
関連タグ
InfiniteDendrogram 超級(デンドロ) レジェンダリア
北村元康:『ですぞ』口調の変態強キャラ繋がり。作者からは「ですぞ口調使うと大体は槍の人っぽくなると思いますぞ」とコメントされている。