ハノーバー「よく見ろ! こいつが噂の『M1L1三銃身突撃銃』中国製だ!銃身が回転し、自動冷却装置付きで一千発の連続射撃が可能だ!」
ハノーバー「いいか諸君、これが中国製『M1L1三連パルス突撃銃』!銃身が回転し装弾数は千発、自動冷却構造で水にも強い!(ソフト版)」
概要
映画『ザ・グリード』にて登場したプロップガンで、劇中に登場するハノーバー率いる傭兵隊員が装備するアサルトライフル。制作国は中国で、主に軍隊が扱う銃器である。
解説
(名前は「三銃身」「トリプル」なのに)五本の銃身部分が発射と連動して回転するガトリング型となっており、自動冷却装置付きで1000発の連続射撃が可能。
装弾数は明言されていないが、一部ではベースのキャリコM100(厳密にはその派生種であるキャリコM960)より多い『1000発』という説(ソースは別の吹き替え版)もあるが、現実的にどう考えてもありえない(実際に5.56mm×45弾を1000発装弾させる為にはバックパック並の巨大な弾倉が必要となる為)ので、恐らくはその吹き替え版における翻訳者が上述の説明の一部を誤訳したものと思われる。
マガジンは長い棒状で、リロード時はキャリコM100と同様にストックの真上に装填する。
ベースのキャリコM100は9mmパラベラム弾を使用するが、(7.62mm×51弾と誤解されるが)本銃は5.56mm×45弾を使用している。
防水加工仕様が施されている為、水に濡れる事は勿論、装備して水中を泳いだ直後でも問題なく発砲する事が可能と、複雑そうな見た目に反してつくりは堅牢である。
公開当時の銃としては気が利いた固定式ストック、ダットサイト、ハンドガード、タクティカルライト等を標準装備している。
五本の銃身部分があるためすさまじい威力がある。劇中ではテロリストグループがアルゴーノティカ号の生存者たちに発砲した際、撃たれた乗客らは壁に吹き飛ばれた。また主人公のフィネガンやテロリストたちはこの銃で怪物『グリード(クリーチャー名:オクタルス)』の触手を攻撃し、破壊に成功している。
欠点
だが絶大な威力があるこの銃も欠点があり、それは射撃する際反動が強いため扱いにくいという点である。
銃の扱いに慣れてない非戦闘員のパントゥーチやトリリアンは取り扱いに苦労していた。ただし、傭兵一味は豪華客船にて敵を誤認して発砲した際にこの銃の威力と殺傷能力の高さに感動し、幾人かは敵がいないにもかかわらず辺り一面を発砲していた。
余談
エイリアン2のM-41Aパルスライフルやスターシップ・トゥルーパーズの盛田ライフルに並び、映画ファンの間では有名なプロップガンであるが、M-41Aと違って(その複雑な構造の為か)本銃を模したエアガンは市販されていない。しかし、やはりそのインパクトある見た目と、もとい豪快な設定。そして何よりも発砲時のど派手と威力の高さが人気のため、本銃の電動ガン化を希望する声は今尚も根強い。