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Myla

まいら

Myla(マイラ)とは、Team Cherry制作のインディーゲーム『Hollow Knight』の登場人物である。
目次 [非表示]

プロフィール編集

名前マイラ (Myla)
性別女性
種族ダンゴムシ
テーマ曲特になし
Makoto Koji

概要編集

忘れられた交叉路にて水晶山の入り口近くにいるNPC。

雑魚敵のサイクツムシと同じ姿をしているが、マイラは汚染に侵されておらず普通に主人公に話しかける。


見た目通りの水晶の採掘者で、今日もあくる日も鶴嘴を手に水晶を掘っている。

普段は墓守の歌を歌っており、彼女のいるエリアに足を運んでみれば姿を見る前から歌声が聞こえてくる。


彼女の話を聞くと、少しどもった声で主人公に一緒に歌って掘るように誘ってくれる。

迫る汚染の危機には特に知らなさそうにしており、脅威に満ちた探索の中では貴重な癒し成分を提供してくれるNPCとしてプレイヤーの好感を買うことが多い。


プレイヤーの進歩につき台詞が変わることがある。


また、夢見の釘で思念を読み取ると少し意味深なことが聞けるようで…?


関連タグ編集

HollowKnight



















以下水晶山エリア探索後のネタバレあります












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ネタバレ編集

マイラの台詞の変化の引き金とは一部アイテム・魔術の入手である。


そして魔術「破壊のダイブ」を手に入れた後に彼女に訪ねると…

how much longer... must I dig?マイラ

マイラは歌うことをやめて、目を琥珀色にして辛そうに唸っている。


しかも他の”病”にかかりかけのNPCと違いマイラのまわりにオレンジ色のもわもわが発生しないので、目覚めさせることは不可能である。

つまり主人公がいない間に手遅れになってしまったのだ。


ここで彼女の話を聞くと変わらず墓守の歌を歌い続けているが、歌詞の合間に極めて不穏な一言が漏れている。

夢見の釘で彼女の思念を読み取れば、その原因がわかる。

主人公を危険だと怖がる「誰か」がマイラに主人公を殺すように必死に訴えており、その「誰か」の声が彼女の歌に混じり出ているのだ。

当のマイラは今も水晶の中の微かな声の原因を突き止めるべく掘り続けているのだと思い込んでいる。



そして水晶の心臓の入手後に戻る時は、

マイラは完全に汚染されきっており、他のサイクツムシと同じように主人公に襲い掛かってくる。


敵対的になった彼女を殺すことが可能だがサイクツムシの倒した数が増えた扱いになっており、特に何も得はない。

しかし殺してしまえば専用ボイスの叫び声が鳴る。


ゾンビもの(汚染は厳密に言えばゾンビ化と全然違うのだが)のよくある展開とはいえ、多くのプレイヤーの心にトラウマを残したイベントである

手遅れでもマイラに手をかけまいとそのまま放置するプレイヤーの数は多い。














ここから三番目以降のエンディング及び夢見のエッセンス収穫クエストのネタバレあります














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マイラの歌の隠された意味とハロウネスト設立前の水晶山編集

マイラの歌う墓守の歌は1節目の内容(歌手の家族を一人ずつ埋めて最後に歌手自身も埋める)を見ればただ世界観に合ったようなブラックな雰囲気な歌に聞こえるが、

2節目を考えると「ん?」と思わせる言葉がたくさんでてくる。


2節目が並べ立てる「埋めるべき対象」とは「騎士」「蒼白の婦人」「神父」「輝く冠の物乞い」など、ハロウネストの王族に連想する者ばかり。

ちなみに「騎士」は原作では女騎士だと断言されているため、おそらくホロウナイトではなく偉大な騎士のドライヤ・イズマ・ゼ=メールを指していると思われる。また「神父」を指す人物とは紹介する言葉からソウルの師長老フー、もしくは監視者ルリエンあたりがよく可能性に挙げられている。

特に最後の方は蒼白なる王自身以外に思いつく存在はない。

王に盲信を抱いていたハロウネストの住民ならば絶対に王を「物乞い」とは呼ばないだろうし、ましてや埋めるべきとは思うはずがない。



しかし王国の墓守とは、王の放つ新しい光に魅了されて(つまりかつてあった光を彼らは忘れたという事である)王国に取り込まれた蛾の一族だった。

そして白い宮殿の玉座の隣の石碑で読める通り、蒼白なる王が蛾の一族の文化を破壊したのは、

自分が唯一の光の神となれるように蛾の一族の生みの親にして古い光ラディアンスを消すためだった。


でも先見者が主人公に語ってくれるように、一部の蛾はラディアンスのことそして元の文化を完全には忘れられなかった。

その一部の蛾は秘密裏にその記憶を守り次の世代に延々と託すことでラディアンスの生命線となっていた。



マイラが歌う墓守の歌の3節目の最後の歌詞を見ると、

私は待ち続ける、光がふたたび照らすまで、という台詞を見れば、

この歌には恐らくその一部の蛾の母たる女神に対する想いが込められていると思われる。

また、一部のファンからランディアンス本人の怨みも露になっているという説を挙げている。


しかしマイラ本人は歌に隠された意味を知らないので、

墓守から歌を聞いたハロウネストのムシたちが母の帰りを待つ蛾たちの暗号だとわからずに流行らせたのか、マイラが蛾の一族が全滅する前に接触があって直接彼らから聞いたのか……

それともマイラが水晶の歌で覚えたのだろうか。




稜線歩き

次はマイラが水晶から聞いた「ささやき声」「歌声」について解読すると、

水晶山の頂にあるラディアンスの石像と蛾の一族が残した石碑から判断するには、

山と水晶は蛾の一族にとっては聖地だった可能性は高い。

水晶の中に宿す光は言うに及ばずだろうがラディアンス本人の光である。


元々蛾の一族とラディアンスがなんのために水晶に光を込めたのかは不明だが彼女らの視点から考えてみると、

蛾の一族が追い出された後の水晶山からその聖なる物を道具に加工したりお金のために売り飛ばしたりするために収穫し始めたハロウネストの傲慢が目立つ。


他の病にかかれかけたNPCに比べればいつもご機嫌そうなマイラは夢に酔うような感情とは無縁だったとしても、

水晶の発生するかすかなささやきと歌に気づいた彼女はそれを懸命に聞き取ろうとした好奇心こそが汚染に落ちた原因となったのではと一部のファンから考察される。

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