ご注意
この記事は『Hollow Knight』のネタバレを多く含みます。
エッセンス収穫のクエスト及び三番目のエンディング未クリアの方には読むことをお勧めできません。
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光(わたし)を…忘れないで…
『 ...Remember... Light... 』
わたしをここから解放して
『 LET ME BE FREE 』
プロフィール
名前 | ラディアンス (Radiance) |
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性別 | 女性 |
種族 | 蛾(高貴な者) |
テーマ曲 | 「ラディアンス」 |
声 | 不詳 |
概要
太陽と夢を司る高貴な者にして蛾の一族を生みだしたとされる神。
また、今作の真ラスボスである。
容姿
白い毛と羽根で覆われたもふもふかつふかふかでふわふわそして極めてもこもこな上半身。そのためか、ラスボスでありながら(本作に登場するボスの中で唯一)接触してもダメージを受けない。翼はムシよりも鳥に似た形状。ハートの形をした黒い顔から覗く目は金色の眼光を放っており、頭頂部にはティアラのような形の三本の角を持っている。
脚は白銀色でコンパスのような形状で普段は両足をぴったり揃えているが、一部の動作でわかるようにくっついているわけではなく離せる。
背後に光輪を背負い、まさしく太陽のような神々しい印象を与えてくる。
来歴
彼女は諸事情により、その名前すらもが消し去られて久しいため「ラディアンス」という単語でさえも先見者の口からしか一度しか聞くことができない。そのため、エッセンス収穫のクエストを半端に終えてしまい最後までクリアしていないと突然現れた彼女と事情がまるでわからないまま戦闘することとなってしまう。
当然、先見者の台詞だけでは全てを理解することは難しく他の周辺情報から推測することとなる。
以下もファンの間でのある程度主流の解釈に過ぎないので注意。
ラディアンスは大昔に蛾の一族を生み出し、一族から崇められていた。
しかし、ある時現れたウィルムの一柱である蒼白なる王が放つ光に一族は魅了させられ、彼女の事をあっさりと忘れてしまった。
忘れられるという事はラディアンスにとって死を意味していたが、極一部の者達は彼女への信仰をひそかに守り続けたため彼女は一命を取り留めることとなった。そして、自分を思い出してもらおうと夢を通して王国の民に真実を囁きはじめる。この夢を通じた呼びかけに気づき王は民に遮断させようとしたが、諦めず呼び続けたラディアンスの声はムシを目覚めることのない眠りに誘い、屍をもゾンビみたいに彷徨う夢遊病者と化してしまった。
それは”病”として扱われ、やがて王国では「汚染」と呼ばれるようになった。
汚染によって王国をかつてない危機に陥れられた王はホロウナイトと夢見の守護者を犠牲にすることでラディアンスを黒卵の神殿で封印することを試みた。ラディアンスをホロウナイトの体内に閉じ込めることには成功したが、器の不完全性ゆえかホロウナイトの封印は完全ではなかった。長い時の果てに再び汚染が黒卵の神殿から漏れ出るようになり、王国はついに滅んだのであった。
ゲームのオープニングでホロウナイトの身体から発生する叫び声はラディアンスのものであり、その声に気づいた主人公は如何なる意思に基づくものかハロウネストへと帰還する……
戦闘
彼女と戦うにはホーネットを味方につけた状況でホロウナイト戦に挑み、ホーネットが乱入してホロウナイトを縛りつけた瞬間に夢見の釘で打つ必要がある。
夢の領域に入りラディアンスに「挑戦する」ことで戦闘に入ることができる。
(戦いに敗れてからまたチャレンジするとイントロが略されるようになる)
これまでのボスと異なり突進・体当たりといった物理的な接触攻撃を一切使わず、そもそも接触ダメージがない。光弾やレーザー、剣を召喚しての射出など縦STG染みた攻撃ばかりと一気に戦闘方法が変わるので慣れるまでロクに攻撃を避けることも難しいかもしれない。
しかもダメージを与え続けると床の半分に棘を展開するようになり、さらに追い詰めると殆ど足場のない上空に逃げていくため、ラディアンスを傷つければ傷つけるほど戦いは厳しさを増していく。
その上に全部2ダメージを与えてくると真ラスボスなだけあって非常に強い。
しかし、パターンはしっかりと成り立つため回避方法を間違えなければ基本は避けられるし、回復チャンスにできる技も意外と多いため決して理不尽な相手ではなく、ここまで来れたプレイヤーであれば十分に勝機はある。
ネタバレになるため詳しくは言わないが、チャームは「高速斬り」や「霊媒師の石」、「壊れぬ力」などがオススメ。攻撃手段は上斬りかアビスの叫びを多用していくとダメージを稼ぎやすい。
なお夢の領域で戦う他のボスは敗北しても基底現実に蹴り出されるだけでペナルティなしに再チャレンジできるのだが、ラディアンス相手に力尽きるとちゃんと「死」としてカウントされ、カゲも出現する。さすがに夢の中にカゲが置き去りにされたりはしないが、スティールソウルモードを挑戦している際は注意が必要。また、再生ポイントはホロウナイト戦前なので彼女と戦うには毎回ホロウナイトを撃破する必要がある。
絶対的なるラディアンス
DLC4弾で追加されたハロウネストの神殿では最終ボスとして強化版の「絶対的なるラディアンス(Absolute Radiance)」として出現。本編で戦うものよりも遥かに強くなっており、本作最後の壁として神殿の最上階で挑戦者の前に立ち塞がる。
さすがに3ダメージになったりはしなかったが攻撃速度・ペースともに高速化・高密度化しており、より正確な動きを要求してくる。…というかあまりに強くなりすぎて一部の攻撃はもはや常人では回避不能な領域に達している。特に放射ビームは予告線から発生まで約0.43秒(26フレーム)という驚異的な速度を誇る。しかも自機狙いなどではなくランダムな角度で放たれるため、運の要素は排除できないと思っていい。
そしてそれと同等以上に厄介なのが画面に長く残る攻撃。たとえば画面に長く残りダッシュ等の無敵でしか回避できない光の壁がフィールドを通り過ぎる前にダッシュをすると確実に被弾する上からの剣の壁が連続で放たれることがあり、こうなると漆黒のダイブの長い無敵時間以外では回避が困難な凶悪な十字砲火が完成する。
攻略においては各種攻撃単体に加え、こういった強力な複合攻撃の気配を一刻も早く察知し、漆黒のダイブを使うなどして先手先手で凌げるかが肝となっている。
そして試行錯誤の末に神々の間で絶対的なるラディアンスを倒せても、神殿での本番ではボスラッシュ42連戦の最後に出現することもあり、尋常ではない緊張感とプレッシャーがのしかかる。これこそが最大の障壁という意見も………
それでも見事撃破することができればちゃんとエンディングを迎えることができる。夢見の守護者を手にかけることなくゲームをクリアする唯一の手段でもあるため、クィレルやホーネットを悲しませたくない人は挑戦してみるのもいいだろう。
なお、意外かもしれないが夢見の釘を使えばラディアンスの思念を読み取ることができる。
なかなか貴重なテキスト・台詞を目にすることができるので、ぜひ挑戦してみて欲しい。
余談
事情のもと、名前で呼ぶ(=つまり名前を憶えている)のは孫たちの最後の生き残り・先見者だけである。
蒼白なる王を崇めるハロウネストの民からは「古き光」と呼ばれており、コケキンなどハロウネストを拒否する原住民(及び狩猟者の書での紹介を書いた主人公)からは単に「光」と呼ばれている。
ちなみにラディアンスは「女性なる太陽」「夢」などの要素でオーストラリア先住民の信仰と民話に繋がっている設定が非常に多い。気になるファンは一度調べてみてはいかが。
関連イラスト
ちなみに香箱座りしている絵が多め。
関連タグ
HollowKnight Grimm(HollowKnight) Unn Seer(HollowKnight) Godseeker
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