概要
香箱座りとは、猫が手足を折り畳んで胴の腹側に押し込み、腹ばいになっている様子をさす。この姿勢の時はたいがい尻尾も胴に沿わせたりお腹の下に入れたりしている。
香道などで使う香箱(本来の意味は文字通り、お香を入れるための箱)に全体の輪郭が似ていることからこう呼ばれるようになったとされる。「香箱を作る」という言い方もなされる。
現代は香箱が身近に無くなったため「香箱座り」は知っているが香箱は知らない場合が多い。
香箱座りをとる理由としては、冷えやすい手足の先端部を保温するためというのが妥当である。
決して「おててを出していないから好きなだけモフモフしていいよ」の合図ではない。
猫の香箱座りがよく知られているが、ネコ科の動物以外が香箱座りをしていることも珍しくない。
逆に足の長さや個体の好みにより香箱座りをあまりしない猫もいたりする。
英語では「Catloaf」と呼ぶ。loafは焼き型から出したままのパンの塊のこと。