概要
daidroid氏が2020年6月よりカクヨムなど各種小説投稿サイトにて掲載しているライトノベル作品「NEXCL 再世女神の超神譚」、及びそのシリーズの名称。
2021年7月からはAmazonにて「自費出版」の形で電子書籍化。Kindle版は2023年7月初旬時点で第7巻まで刊行されている。表紙・挿絵担当はcent_u氏。
なお、pixivにこのタグで投稿されている画像は、作者のdaidroid氏本人が「NovelAI」の画像生成サービスを使用して投稿しているAIイラストである。
あらすじ
24世紀・西暦2340年。
10年間に渡って繰り広げられていた「第4次世界大戦」が15年前に終結。国家統一のための地球統合政府が設立され世界を統治する事になった。が、世界は表面的には穏やかではあったものの、その裏ではテロリスト集団「サレムの騎士」が出現するなど皺寄せのような歪みが暗く影を落としていた。
第4次世界大戦。「ハイパワーマイクロウェーブ」(HPM)という電子技術の異常発達により、過去のコンピューター技術やAI兵器が無効化された世界。日本の「斑鳩重工」は自社主導のもと「ローゼンタール」社との共同で巨大人型兵器「アーマードプロモーター」(AP)を開発。しかし中国・アメリカがそれに対抗する形で殺戮兵器として「アーマードデストロイヤー」(AD)という対国家戦略兵器を開発、戦争は泥沼化の一途と辿っていた。……そんな戦争が15年前に終わったのだ。
先述の皺寄せのような歪みの1つである「放火」は軍備拡張も目的とした政府の非合法徴兵システムであり、その被害を受け知り合い達をなくした主人公の少女アリシア・アイは、徴兵される寸前である男に拾われる。その男は人型兵器APの1つ「NEXCL」のテスターパイロットになるようにアリシアに要求してきた。
アリシアは、(生活環境が少し不自由ながらも)病弱な父・ハイマンと介護福祉士の母・キャサリンの元で育てられた。ハイマンの勧めで格闘技「システマ」を習得していた彼女は、人間の限界を超越した過酷な訓練を乗り越え、「最強」「超神」への第一歩を歩み出す……