"The cycle of life and death continues. We will live, they will die"
「生と死の輪廻は続く。我らは生き、敵は滅び去るのだ」
概要
3m以上ある巨体と黒い肌、そして眼光鋭いジャッカルの頭部が特徴的な人物。
かつて砂漠に存在した古代都市・シュリーマを、その優れた頭脳を用いて発展させた功労者の一人。『超越者』と呼ばれる存在であり、数百年~数千年の時を生きている。思慮深い学者肌な一面と、魔術を振るい敵を屠る戦略家の一面を併せ持つ。敵には無慈悲で苛烈だが、シュリーマの民や恩を受けた相手には寛大。
シュリーマが滅びた後は故郷を離れ、天体観測などを行っていたが、突如シュリーマが復活したことを知ると、再び故郷を守るために戻ってきた。砂漠の人々にとっては伝説級の有名人。
実はRenektonの兄である。彼とは数々の戦場を駆けた戦友同士でもあり、堅い絆で結ばれていた。しかし大昔、皇帝のAzirを裏切った魔術師・Xerathにより帝国が崩壊。Xerathを封印するためにRenektonは自分諸共棺に彼を追い詰め、Nasusは苦渋の決断により弟と仇敵を封印した。
Renektonが兄への復讐に燃えているのは、長い封印により精神が歪んでしまったこととXerathに唆されたことが原因であり、Nasusが一方的に悪いわけではない。しかしNasusは弟を封印し追い詰めてしまった罪の意識を今でも持ち続けている。
戦闘時は手に持った戦斧と強靭な肉体による白兵戦、そして老いや砂の魔術を用いた遠距離戦を巧みにこなす戦術家。かつて数多くの勝利を国に捧げてきた将としての実力は疑いようもないが、これでも長い年月を経て最盛期よりは衰えているらしい。
性能
ロールはFighterとTankのMelee。
無限に威力が上昇するスキルを持つ大器晩成型。育てば高火力でタフな番犬となる。
タイマンの殴り合いではまず負けないが、範囲攻撃がEとUltしか存在しないため、多対一は他以上に苦手。とにかく終盤戦が強い半面、序盤はお世辞にも強力とはいえない。短い試合だと本当に"Minion殴る以外何もできなかった"なんてことも。とにかく敵を倒しまくることが重要。
スキル
- Soul Eater(ソウルイーター)
自動発動の固有スキル。攻撃時のライフスティールが増加。レベルに応じ12%→24%まで増加する。後述する攻撃スキルを強化していくことで、より驚異的なHP回復量を叩き出す。
- Q:Siphoning Strike(サイフォンストライク)
Nasusの代名詞。次の通常攻撃時に追加ダメージを与えるというシンプルなもの。しかし特性として、このスキルで敵を倒す度、このスキルの攻撃力が増加していくという効果を持つ。増加値は一回につき3(Championや大型モンスターで12)と決して多くはないが、後半戦になればなるほど威力は文字通り桁違いとなる。逆に言えば『敵をうまく倒せなければずっと火力不足』。これをうまく伸ばせるかどうかでNasusの強さが決まるといっても過言ではない。タワー解体にも有用。
- W:Wither(ウィザー)
老いの魔術を振るい、対象の敵Championの移動スピードと攻撃スピードを一定時間下げる。序盤から終盤まで安定して使えるが、仲間が育ち、Qの威力が上がった終盤戦においては特に有効活用ができる。相手のDPSに使うことで相手チームの火力を下げたり、追撃や足止めに用いることができる。Qが育ちきったNasusにWを使われたら死を覚悟しよう。勿論逃亡にも便利。
- E:Spirit Fire(スピリットファイア)
指定範囲に巨大な魔法陣を展開し、その上に乗っている敵へ5秒間の継続ダメージを与える。AR低下効果もあり、Wとの相性もかなり良い。またUltを除いた唯一の範囲攻撃であるため使い勝手も良い。与ダメージは低めだが、乱戦ではジワジワと相手の首を絞めていく。
- Ult(R):Fury of the Sands(アヌビスの怒り)
黒いオーラを纏い巨大化、周囲に砂嵐を発生させる。効果中はHPならびに攻撃力・攻撃射程が増加し、また周囲の敵に砂嵐による継続ダメージを与える。RenektonのUltとかなり似ているが、あちらとは違いFuryの代わりに攻撃力が上昇する。
更に発動中はQのクールダウンが半分になる。終盤では高火力のスキルをバンバン繰り出すことができるため、積極的に攻撃できる。
余談
- 元ネタはエジプトの神様アヌビス。出身も砂漠。
- Renektonとは兄弟のためか、Ultの性質が近い。pixivでもペアのイラストが多い。
- 2013年11月にボイス、モーション、テクスチャデータを含めた大型アップデートがなされることが決定。全体的に殺る気満々にイメチェンしたのではとの声アリ。
- なお、元のボイスを担当したGene McDaniels氏はすでに故人となってしまったため、パッチv3.14のリメイクと同時にキャストが変更されており、海外ではそのダンディボイスを惜しむ声が多く聞かれる。日本では中田譲治氏の吹替が高評価。
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