概要
イタリアでは1970年からレオパルト1のライセンス生産(開発国のドイツ以外では唯一)を行っており、本車はその生産ノウハウを生かして開発された輸出用戦車である。
名称は「オート・メラーラ社とフィアット社が開発した40t戦車」を意味する。
車体や駆動系はレオパルト1からの流用部分が多く、一方で主砲の52口径105mmライフル砲や射撃統制装置は国産品を使用している。
初期型のMk.1と改良型の射撃統制装置を搭載したMk.2が開発されたものの、アラブ首長国連邦に各18両ずつと戦車回収車3両が売れたのみで終わった。
しかし車体を流用したパルマリア自走砲は200両以上が売れ、この後イタリアの第3世代戦車アリエテの開発に大いに役立ったといわれる。