解説
1950年代に、それまでのイギリス陸軍主力戦車センチュリオンに代わるものとして開発された。
その設計思想は、同時期に開発が始まった西ドイツのレオパルト1やフランスのAMX-30と同じで、対戦車ミサイルや歩兵の携帯対戦車兵器による攻撃を機動力により回避するというものだった。
最終的にイギリス陸軍は防御力を重視する案を採り、レイランド社が開発した「チーフテン」を次期戦車に採用した。
しかし、時代的には高機動性が求められており、ヴィッカーズ社がレイランド社と協力して作ったのが「ビッカーズMBT」である。