最後のパットン?
M60は、冷戦初期の1959年に制式化された、105mm砲搭載・最大装甲厚152mmのアメリカ製第二世代主力戦車。
第二次世界大戦中のジョージ・パットン将軍に由来するパットンの愛称は、従来のパットン戦車とは異なり公式に定められたものではない。
M60 | M60A2 |
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初期生産型のM60は従来のM48と同形状の砲塔を搭載したが、1960年代には新型砲塔搭載のM60A1、1970年代には高度な火器管制能力が付与されたM60A3へと更新されていった。
また、対戦車ミサイルの発射能力を有するM551と同じ152mmガンランチャー搭載型のM60A2も開発されたが、少数生産に終わった。
本来、1970年代には西ドイツと共同で実施されていた次期主力戦車が後継として実用化するはずだったが、その開発計画は頓挫。
M60は改修を受けつつ1980年代にM1エイブラムスが登場するまでアメリカ陸軍の主力であり続け、アメリカ海兵隊は1991年の湾岸戦争まで運用を継続。
最終的な総生産数は、戦後アメリカ製戦車として最多の約15,000輌。
現在でも多くの国・地域で運用が続けられている。
登場作品
トランスフォーマー
カタールの米軍基地に駐留していた。
ブラックホーク・ダウン
パキスタン軍の戦車として登場。
ガールズ&パンツァー
劇場版でマガフ6の模型が登場。
エースコンバットシリーズ
「エースコンバット04」にエルジア軍の戦車としてマガフ7Cが登場。「エースコンバット3D」のオープニングにも登場している。
コンバットチョロQ
初代PS「コンバットチョロQ」とPS2「新コンバットチョロQ」に登場。
「コンバットチョロQ」では「M60 パットン」名義。作戦29「誓いの駆逐戦法」に登場。直前のステージに登場したM48パットンよりわずかにパワーアップしている。
「新コンバットチョロQ」ではM60A1とM60A2が登場。M60A1はエキスパートアリーナ「ユニットボンバー」で対戦し、勝利すると使用可能となる。M60A2は「空駆ける鋼鉄の翼」をクリアすると使用可能となる。
いずれも同軸機関銃タイプ「T」カテゴリーの武装を装備できる。
プロトン王国軍の兵士として登場するが、M60A1は「ニビリア海戦」の作戦成功後のムービーに先遣隊として登場するのみでステージには登場しない。M60A2は最終ステージ「Qシュタイン帝国」に登場する。
運用国
現役
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- バーレーン
- ブラジル
- エジプト
- イラン
- イスラエル - M48と併せてマガフという名で運用された。
- ヨルダン
- レバノン
- リビア
- モロッコ
- オマーン
- サウジアラビア
- シンガポール
- スペイン
- スーダン
- 台湾
- タイ
- チュニジア
- トルコ
- ウクライナ
- イエメン