QBZ-191(191型5.8mm自動歩槍)は、中華人民共和国で開発されたアサルトライフル。
2019年に制式化され、人民解放軍と武装警察で使用されている。
概要
95式の改良型である95-1式の後継となるもので、公式には2019年の建国70周年軍事パレードで初公開された。
重慶建設工業有限責任公司が開発・製造している。
弾薬は87式以来95式、03式…と使われ続けている5.8×42mm弾で中国の独自規格である。
作動はガスピストン式で、閉鎖機構はロータリーボルト式。
ストックは伸縮が可能な調整式である。
照準器はアイアンサイトが折りたたみ式。
アッパーレシーバー上部にはピカティニーレール準拠品と思しきレールがついており、アイアンサイトの他に、ダットサイトとスコープ、ナイトビジョンといった光学照準器が使用されるという。
アイアンサイトは、(米軍のM4向けと同様に)光学照準器と高さが揃えられている様子で、少なくともAK-12のような「照準器によって高さが違ううえに可動式チークパッドがないのでまともに頬付けができない」という問題はなさそうである。
派生型
- QBZ-192 短銃身型。
- QBU-191 選抜射手向けの長銃身型。ハンドガードにはM-LOK(Wikipedia英語版)に似たスリットが設けられている。(準拠品か不明)