概要
アメリカのエレクトロニック・アーツから発売されたRTS。開発は『Medal Of Honor』シリーズのほとんどを手掛けているEA Los Angeles。
コマンド&コンカー(Command&Conquer)シリーズの外伝シリーズであるレッドアラート(RedAlert)シリーズの三作目。
アメリカを中心とする欧米連合国とソビエト連邦とミカド・ヨシロー率いる旭日帝国が三つ巴の死闘を繰り広げる。
本編のティベリウム(タイベリウム)シリーズと同じくMCVを用いて基地建設を行いながら部隊を現地生産していくのだが、本作に限り建設システムが陣営によって異なるのが最大の特徴。(2以前は本編と同じく全陣営同仕様)
- ソビエト
「展開位置を指定した後にその場で建設」する。また、唯一クレーンを使える為建設スピードが速いが、建設完了するまでは無防備
- 連合軍
「建物建造→展開位置を指定」と本編や前作までと同じ仕様。
建設速度は最遅だが、建造中の建物が攻撃される心配がない。
- 旭日帝国
「ナノコア」という各建物専用の展開車両を生産して、指定位置まで移動させてから展開させるというジェネラルズ(同シリーズの別スピンオフシリーズ)に似たシステム。
ただし、ナノコアは展開させる前は非常に脆い為、ナノコア単体で遠方に建造させるのは得策ではない。
主なあらすじ
ソビエトは連合軍に敗北寸前に追いやられていた。
そこでチェルデンコ書記長はクルコフ将軍とゼリンスキー博士と共に極秘開発をしていたタイムマシンを使い、連合軍の主な技術提供者であるアインシュタインを消去した。
しかし、連合軍はアインシュタインの代わりに軍事企業「フューチャーテック」が技術提供をしていた為に健在な上、核兵器開発前に飛んでアインシュタインを消去したせいか、(降伏して)存在しない筈である極東の旭日帝国まで出現してしまった。
無印
アインシュタインがタイムマシンを開発し、WWIIの悲劇を生み出したヒトラーを消去する事に成功した。
…が、その影響でソビエト連邦がさらに勢いづいてしまった。
二作目
スターリンが率いるソビエトを何とか打倒した連合軍。世界に平和が訪れた…のは束の間、ソビエトは水面下で再武装の用意をしており、突如としてアメリカに奇襲攻撃する。
関連イラスト
余談
惜しむらくは日本語化されていないので日本での知名度は高くないこと。
よくソ連関係の動画で流れるソビエトマーチはこのゲームのメニュー画面BGMである。
つまりソ連軍歌でなくアメリカのゲームBGMである
またPVで流れるBGM「Hell March3」(このBGMは初代から収録されている為、ある意味シリーズ代表曲でもある。)で「ニッポンポーン」の空耳が聞こえるが、実際は「DieWaffen-Legtan!」(ドイツ語で「武器を掲げよ!」という意味)と言う歌詞である。
旭日帝国もだいぶ面白く、メイン画像にあるようなサイキック女子高生はもちろん、変形ロボットのジェットテング・メカテング、巨大ロボットのキング・オニ等が登場する。
出演俳優が意外に豪華
ソビエトのチェルデンコ書記長を演じているのは、あのペニーワイズも演じたティム・カリー氏
ヨシロー天皇はスタートレックのミスターカトウ(ヒカル・スールー)を演じたジョージ・タケイ氏