ピクシブ内ではこのタグより「ルールオブローズ」とカタカナ表記タグのイラストのほうが多い。
概要
「Rule of Rose」とはプレイステーション2で発売されたサイコミステリーアドベンチャー。
ラブデリックから独立した有限会社パンチライン(PunchLine)の社長自らが企画原案、CGムービーディレクター、ストーリーボードデザインを担当した。
所謂「ラブデリック系作品」に該当するが、あまりにも尖りすぎた作風のためか系列として扱われることは少ない。
あらすじ
舞台は1930年代のイギリス。ある日ジェニファーは一台のバスに乗り、見知らぬ少年と出会う。少年を追い、奇妙な世界に迷い込んだジェニファーは、謎を一つ一つ解き明かしていくが…。
世界観
キーパソンとなっている薔薇の花、子供達による秩序に縛られた飛行船、子供達による独自の階級制度「赤いクレヨンの貴族」…と、独特の世界観を持つ作品である。
物語自体は暗く重いものであり、全体的にダークな要素が見られる。また、作品内で全てを語っていないため、全てを把握するためにはこちらで考察をして補完する必要がある。
これらの要素から、決して万人向けと言える作品ではないが、本作品独特の様々な要素から根強いファンも多い。
比較
また、本作品は『サイレントヒル』や『DEMENTO』などの類似点や、サイコホラー要素があるためよく比較される。
主要人物
ジェニファー
本作の主人公でありプレイヤー。少女でもあり女性でもある19歳。
ゲーム内では、不幸な少女と描写されている。気弱な性格。
ブラウン
茶色の毛の犬。ジェニファーが迷い込んだ世界で、彼女にとって唯一の味方にして友達となる。嗅覚を生かして、ゲーム内では様々なアイテムを探してくれる。
ダイアナ
「赤いクレヨンの貴族」のリーダー格。貴族の位は「こうしゃくふじん」。
気が強く、高慢で身勝手な性格。
メグ
貴族の位は「だんしゃくふじん」。
いつもダイアナに付き従う聡明な少女。発明好きらしい描写がある。
アマンダ
貴族の位は「ひんみん」。
ミシンが好きで、ジェニファーによく話しかけてくる少女。なかなか印象深いキャラクターなので、彼女の事をよく覚えているプレイヤーは多いだろう。
エレノア
貴族の位は「はくしゃくふじん」。
寡黙で何を考えているかわからない少女。いつも空の鳥かごを持ち歩いている。
ウェンディ
病弱だが、優しく健気な性格の少女。
他の人物はジェニファーに冷たくあたるが、唯一友好的に接してくれる。
ジョシュア
冒頭でジェニファーが出会った少年。ジェニファーが迷い込んだ世界でも登場する。