概要
2000年に前年解散したサンバンウルレイダースの後継球団として発足、石油化学工業や通信事業、半導体を主力とする財閥、SKグループが親会社だった。
設立時の本拠地は仁川広域市の桃園(トウォン)球場。2002年に文鶴(ムナク)野球場が完成したより移転、2015年から球団譲渡前まで球場名を仁川SK幸福ドリーム球場としていた。
2007年のアジアシリーズでは予選で中日ドラゴンズを破るも決勝戦で雪辱許し準優勝となった。
翌2008年の同大会では埼玉西武ライオンズに辛勝するも統一ライオンズに大敗し3位に終わっている
2010年にも優勝し、台韓シリーズで兄弟エレファンツと1勝1敗、日韓シリーズで千葉ロッテマリーンズと対戦し3-0で敗れた。
トレイ・ヒルマン監督が率いた2018年にはポストシーズンを勝ち上がり韓国シリーズに進出、斗山ベアーズを破り優勝を果たした。
球団設立から4度の優勝を飾る人気球団でもあったが、2021年1月に流通大手の新世界グループが手掛けるスーパーマーケットチェーン「イーマート」への球団譲渡を発表し、世間を驚かせた。
そして、オープン戦開始前にあたる同年3月5日に新たな球団名をSSGランダーズと発表。SSGは新世界グループ(ShinSeGae)の略称。譲渡先の本拠地は変わらず仁川としている。
この球団譲渡については、毎年「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」を発行している室井昌也が執筆しているスポーツ朝鮮の連載コラムでは「イオンが福岡ソフトバンクホークスを買収したような出来事」と例えていた。