カタカナ表記はスウィフトを参照。
曖昧さ回避
- スズキの乗用車→スイフト
- アメリカ合衆国のシンガーソングライター・女優→テイラー・スウィフト
- Apple_Inc.が開発したプログラミング言語。本項で記述。
- 国際標準化機構によって承認された金融機関の識別番号。SWIFTコード。
- 上記を用いた銀行などの決済システム。国家間同士の争いの際に経済制裁に使われる場合がある。
プログラミング言語
iOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOSなどApple系システム向けの開発言語。2014年に、従来用いられてきたObjective-Cの後継として発表された。
ざっくり表現すると、Objective-C からC言語の要素を抜いてスクリプト言語色を強めたもの。Objective-Cと共存することを前提に設計されており、Objective-Cと共通のランタイムライブラリが用いられている。
従来の言語に比べて非常に記述が簡潔で、バグが発生しにくいようになっている。コンパイラ言語でありながら、PythonやRubyのようにコードを記述しながらリアルタイムに実行するライブコーディングにも対応している。これらのことから習得までの難易度が低く、Appleはプログラミング初心者向けの教材(iOSアプリ)も提供している。
メモリ管理方式として、最近の多くの言語が備えているGC(ガベージコレクション)ではなくARC(自動参照カウント)を採用していることも特徴に挙げられる。
ただし、従来のObjective-Cにも(ベテランプログラマーにとっては)大きな欠点があるわけではないため移行ペースは緩やかであり、2019年時点ではObjective-CとSwiftのシェアは同じくらいである。基本的にiOS/macOS専用言語のように見られているが、サーバサイドやAndroidアプリの開発にも使えなくはない。