ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

航空自衛隊T-2超音速練習機をベースとしたCCV研究機。

CCVとは、Control Configured Vehicle(運動能力向上機)のことで、飛行機の安定性と運動性を同時に高める技術である。本機はCCV技術が航空機の運動性に与える影響を評価すること、そしてCCVと新機軸の技術となるデジタルフライ・バイ・ワイヤシステムに関する制御・設計技術を確立することを目的に、T-2を改造する形で製造された。

ベースとなったT-2との最大の違いとして、カナード翼が主翼前方と機体下面に追加されていることが挙げられる。

改造は1982年から行われ、1983年4月8日にロールアウト。8月9日にカナード翼無しの状態で初飛行した後、10月14日にカナード翼を付けて初飛行した。

1986年3月に飛行試験を終え、航空実験団(現・飛行開発実験団)にてテストパイロット教育に使われたのち退役、2014年から現在まで岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に展示されている。

本機の試験で得られたデータは、後に開発されたF-2戦闘機にも応用されている。

関連タグ

T-2

F-1CCV某怪獣映画に登場する架空戦闘機。同じT-2がベースのF-1支援戦闘機に本機のカナード翼を取っ付けたキメラ

カナード翼

エンテ型

関連記事

親記事

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • エアドレスの話

    空宙の巫女

    ドレス。アクターと呼ばれる少女が身に纏い、世界の航空技術のデモンストレーターとなる機械の翼。今となっては副次的な要因でエアショーの花形とでも言うべき存在になった。 これはかつて、本来の意味でのドレスとして開発された少女が、全ての任務を終え、余生を過ごし、子供たちに「夢を繋ぐ」お話。 空宙に夢を繋ぐ場所。 彼女は今、そこにいる。 ドレスの世界で身を躍らし、今となっては残る保存機としての機生を過ごすだけのT-2CCVのアクターさんの日常のお話。とif {この作品は実際に存在する場所をモデルにしたフィクション作品です} この作品はシリーズものです。世界観に関しては前作2作を読んでいただけると、分かりやすいと思います。 また、この世界での「CCVさん」はアクターという存在であり、擬人化ではありません(ようやっと公式見解です)

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

T-2CCV
0
編集履歴
T-2CCV
0
編集履歴