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解説

主に先尾翼機(エンテ型)と呼ばれる、通常とは逆に水平尾翼に相当する小翼(前翼)を前方につける機体に見られる。現在カナード翼と言われれば、無尾翼デルタ翼に追加したカナードデルタという形式のものが有名。

無尾翼形式では弱点となる離着陸性能を改善できる利点があり、運動性の向上も果たせる。逆に言えば安定性に難があるため、民間機ではあまり採用されておらず、戦闘機でもコンピューター制御が一般化した1980年代頃から実用化され始めた。

通常の水平尾翼を持つ配置でも、さらにカナードを追加して運動性能の向上や機首側に偏った重量バランスを補う形式もあり、三翼機と呼ばれる。

ただしステルス性が低下する難点があるため、近年の戦闘機では肩身が狭い。

採用機体

創作上におけるカナード翼

前述のように実際の戦闘機ではステルス性に難があることから避けられがちであるが、インパクトのある外観になることから架空機においてはカナード翼を有する機体が多く見られる。

特撮作品ではカナード翼に光線銃を搭載している機体も多い。

カナード翼を有する架空の航空機が登場する主な作品

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カナード翼
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