概要
「飛空士」シリーズとは、犬村小六氏執筆の小説『とある飛空士への追憶』、『とある飛空士への恋歌』、『とある飛空士への夜想曲』、『とある飛空士への誓約』の全4タイトル17巻を指す。
本来は第一作限りで終了するはずだったが、好評につきシリーズ化。詳しい経緯は『とある飛空士への追憶』を参照のこと。
第一作『とある飛空士への追憶』は劇場アニメ化、第二作『とある飛空士への恋歌』はTVアニメ化された。
作品一覧
第一作『とある飛空士への追憶』(全1巻)
中央海と呼ばれる海を挟み相対する2ヶ国、西方大陸を支配する神聖レヴァーム皇国と東方大陸を支配する帝政天ツ上の両国家の間で勃発した中央海戦争の最中、次記皇妃である公爵令嬢を天ツ上領内のレヴァーム植民地から12000キロメートル離れた本国まで護送する極秘計画「海猫作戦」を描いた物語。
第二作『とある飛空士への恋歌』(全5巻)
第1作とはお互いの存在を認識していない程遠く離れた地域が舞台。過去の三つ巴の大戦から半世紀を経て表面上は平穏を保っているバレステロス共和国、斎ノ国、帝政ベナレスの三ヵ国が、神話上の存在であった空飛ぶ島を偶然にも発見・捕獲。移動要塞「イスラ」として改造し、創世神話において聖アルディスタが創造したとされる「空の果て」を探索する冒険を描いた物語。
第三作『とある飛空士への夜想曲』(全2巻)
第一作のスピンオフ小説で、時系列は第二作より前。「追憶」で描かれた「海猫作戦」やそれ以降の中央海戦争の顛末を、海猫のライバルである千々石武夫をはじめとする帝政天ツ上側の飛空士達の視点から捉えた物語。
第四作『とある飛空士への誓約』(全9巻)
第2作で描かれた「イスラの旅」が終わり、「第二次イスラ艦隊」が編成された後の時代の、これまでの物語の舞台とは聖泉の反対側に位置する、北の大陸のセントヴォルト帝国と南の大陸の秋津連邦および両大陸に挟まれた多島海で繰り広げられる戦乱を舞台とする物語。シリーズ最終作であり、前3作のストーリーも合流する集大成的作品。
時系列順は下記のようになる。
第1作『追憶(全1巻)』→第3作『夜想曲(全2巻)』→第2作『恋歌(全5巻)』→第4作『誓約(全9巻)』
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