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解説編集

多数の敵機を撃墜した戦闘機パイロットに与えられる称号で、戦闘機による空戦が行われるようになった第一次世界大戦から存在している。


日本に於ける称号となっており、英語圏では「Flying Ace フライング・エース」と呼ばれている。以下の記事の別称である「エースパイロット」は、日本で呼称されている和製英語となる。

エース・パイロット - Wikipedia


なお、エース資格認定基準は国や時代によって変化しており、5機撃墜からエース認定資格を得る場合も多く、「急降下爆撃機 スツーカ」による戦車破壊で著名な「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル」は、撃墜数9機の記録を持っているため、エース認定資格を得ている。


なお、戦中の日本軍での撃墜数の扱いはバラバラであった。陸軍航空隊は国民へのアピールと部内の士気向上のためもあって、大々的に奨励されていたが、海軍航空隊では1943年以降は引き締めのためか、個人撃墜数を記録しなくなったという。(しかしながら、国民向けに不都合があったのか、日本海軍きってのエース西沢広義飛曹長の戦死時に連合艦隊司令部が戦闘機隊の中堅幹部として終始勇戦敢闘し、敵機に対する協同戦果429機撃墜49機撃破内単独36機撃墜2機撃破の稀に見る赫々たる武勲を奉し…と、全軍布告。彼が撃墜王であったことをこれ見よがしにアピールする二枚舌ぶりを発揮しており、かの陸軍としては海軍の提案に反対であるの逆を行く状況であった事が窺える)

実際に、第343海軍航空隊飛行長の志賀淑雄少佐は生前に日本海軍にエースといった称号はなく、全て共同戦果として考えるのが伝統であると発言していたが、実際には部内で撃墜王と公言する者も多く、国民の士気維持のためか、大本営も撃墜数の誇示を黙認していたようである。(志賀少佐の部下だった杉田庄一、海軍最強の零戦乗りと言われた岩本徹三、海軍の古豪であった赤松貞明などは撃墜王である事を誇りにしていた事が確認されている。)



その関係か、航空自衛隊の設立後に入隊した陸海軍航空隊出身者は生存した人数の関係か、陸軍航空隊の経験者が多かったという。(ただし、源田実などの海軍航空の大物も航空自衛隊高官に採用されていたが。なお、戦中に士官以上であり、名を馳せていた者は戦中の最終階級と同等の処遇で空自に迎えられており、その点では優遇されていた)



主な「撃墜王」編集

pixivに投稿作品がある人物を列記する。

ちなみにpixivでは日本人パイロット以外にも付加されるタグとなっている。

アメリカ陸軍航空隊編集

チャック・イェーガー

リチャード・ボング


RAF編集

ジョニー・ジョンソン

マーマデューク・パトル


ルフトシュトライトクレフテルフトヴァッフェ編集

マンフレート・フォン・リヒトホーフェン

エルンスト・ウーデット

ヘルマン・ゲーリング

ハンス・ヨアヒム・マルセイユ

アドルフ・ガーランド

エーリヒ・ハルトマン

ゲルハルト・バルクホルン

ハンス・ウルリッヒ・ルーデル

ハインツ=ヴォルフガング・シュナウファー


フランス陸軍航空隊自由フランス空軍編集

ジョルジュ・ギンヌメール

ピエール・クロステルマン


イタリア陸軍航空隊イタリア空軍編集

フランチェスコ・バラッカ

アドリアーノ・ヴィスコンティ

フランコ・ルッキーニ


フィンランド空軍編集

エイノ・イルマリ・ユーティライネン

ハンス・ウィンド

ニルス・エドヴァルド・カタヤイネン

オイヴァ・トゥオミネン


赤軍航空隊編集

ボリス・サフォーノフ

イヴァーン・コジェドゥーブ

リディア・リトヴァク


大日本帝国陸軍大日本帝国海軍編集

加藤建夫

檜與平

黒江保彦

佐々木勇

樫村寛一

武藤金義

太田敏夫

笹井醇一

杉田庄一

谷水竹雄

坂井三郎

西澤廣義

岩本徹三

赤松貞明

菅野直


中華民国空軍編集

劉粋剛

柳哲生


架空のキャラクター編集


関連タグ編集

戦闘機 パイロット 戦闘機パイロット

ドッグファイト 空戦 航空戦

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戦闘 戦争

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