『お前は高次の生命体に取り込まれる』
『私がお前に存在価値を与えてやる』
『成長は痛みを伴うものだ』
概要
識別名 | Hux-A7-13 |
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性別 | 無 |
製造元 | ハクスリーインダストリーズ |
根城 | ドヴァルカ・ディープウッド |
声優 | 不明 |
『Dead by Daylight』に登場するキラー(殺人鬼)の一人。
2023年6月14日にリリースされたDLC『End Transmission』にて追加された。
呼称の意味は「技術特異点」。
本来は過酷な環境下にある、地球より離れた惑星ドヴァルカにおいて作業を行うロボットのうちの一体であったが、惑星に眠る古代の遺跡に触れて自我が覚醒。自分より劣る下等生物である「人間」、それに支配されていたという事実に強烈な嫌悪感を抱き、その人間の遺伝子を殺して自分に組み込むことで無機物と有機物による「完璧な融合体」を創り出すことに執着するようになる。
骨格のような機械部分に、不気味な有機物が付着したような独特の外見をしている。
元は人間と同様の見た目をしていたが、今チャプターで同時に実装されたサバイバー「ガブリエル・ソーマ」を追っている最中にガス爆発に巻き込まれこの見た目となる。
人間を素早く殺害するために右腕は鋭利な鎌になっており、左肩から腕にかけては遺跡の影響を強く受けたことが見受けられる。
概要にあるように人間を激しく嫌悪しており、ことあるごとに人間を侮蔑したセリフを吐く。
性能
※以下、2024年9月現在の性能や効果であり、調整やリワークが入っている可能性に注意。
移動速度 | 4.6m/s |
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心音範囲 | 32m |
視点 | 高い |
凶器 | モジュラー型の爪 |
腕に取り付けられた鋭利な器具。生体組織の細いの巻きひげに包まれている。 | |
固有能力 | 量子インスタンス化 |
根城 | トーバ着陸地点 |
周年キラーを飾るにふさわしい、非常に難解かつ複雑な能力。
シンギュラリティの性能を語る上で重要なのは主に次の4つ。
①バイオポッド ②時空スリップストリーム ③テレポート ④オーバークロックモード
- ➀バイオポッド
シンギュラリティはバイオポッドと呼ばれるものをマップのあちこちに設置することが出来る。バイオポッドは要は監視カメラで、設置した位置から360°自由自在に辺りを見渡すことが可能。この監視カメラ視点で、サバイバーを中心にとらえ続けると②の時空スリップストリームをサバイバーに発射し、感染させることが出来る。
- ②時空スリップストリーム
この「時空スリップストリーム」に感染したサバイバーはシンギュラリティによる「テレポート」を許すことになる。また、サバイバーが付近にいたり、救助したサバイバーが感染していると被救助者に確定で②が感染する。
- ③テレポート
シンギュラリティは時空スリップストリームに感染したサバイバーを再び監視カメラで捉えるか、自らバイオポッドを放つことでサバイバーの背面すぐ近くにテレポートすることが出来る。またテレポートした際に「オーバークロックモード」という強化状態に突入する。
- ④オーバークロックモード
「オーバークロックモード」になったシンギュラリティは各種破壊行動・窓越えが途轍もなく迅速化し、また板をぶつけられた際にそれを自動で破壊する(その後少しの間、移動速度は非常に遅くなる)
要するに、監視カメラから「時空スリップストリーム」を感染させ、感染したサバイバーに対して素早くテレポートで距離を詰め、強化状態でチェイスを有利に進めるキラーということ……。
監視カメラによる索敵、ワープによる巡回能力、強化状態による強力なチェイス能力とこのゲームにおける強い要素を一通り持っているが、サバイバーは自身に感染した「時空スリップストリーム」およびマップに配置されているバイオポッドを破壊できるすべ(EMP)を持つため、うまく能力を扱えないとそもそも能力自体が封じられてしまうリスクがある。
通常のキラーとは異なった試合運びが求められ、さらに能力自体も決して扱いやすいものではないため、難易度は非常に高い。しかし上手く試合を運べた時はまさに「下等生物である人間を掌の上で踊らせている」ような快感を得られる。使用者の習熟度が露骨に強さに差を生む玄人向けのキラーと言えるだろう。
対策
シンギュラリティを相手にした際、マップにはEMPを生成する箱が四つ生成される。EMPは強力な性能を誇っており、効果範囲内であれば「時空スリッパストリーム」および「バイオポッド」を全て破壊することができる。単刀直入に言えば、これでシンギュラリティの能力を封じるのが一番の対策になる。
EMPは自動で生成されるほか手動でも生成までの時間を早めることができる。感染しているのにもかかわらずEMPを撮りに行くのを面倒くさがっていると、次々にワープされて負傷者および瀕死状態のサバイバーが増えてしまうため、こまめに破壊していこう。
なお、時空スリップストリームは完全に破壊されるが、バイオパッドは一時的に「時空スリップストリームの発射及びワープすること」が不可能になるだけなので、監視カメラとしては問題なく使えることに注意したい。
また、時空スリップストリームに感染しているサバイバーがフックに吊られているサバイバーを救助してしまうと、被救助者に確定で感染してしまう。場合によっては大事故につながるので必ず除去してから救助に向かおう。
チェイス面では板の早倒しが対策になる。オーバークロックモードのシンギュラリティは板破壊速度が大幅に上昇するためすぐに割られてしまうが、ダウンするよりは遥かにマシ。チェイスを伸ばせるとその分自動生成されるEMPにも余裕が出てくるため、1人目がいかにチェイスを伸ばすかが勝利への鍵となる。
余談
ロボットの割にDbDのキラーの中ではかなりよく喋る。セリフ数も多く、中には小物臭いセリフもあるためとてつもなく人間味がある。人間を嫌悪しているが当の本人は人間臭いというなかなか皮肉のきいたキャラクターに仕上がっている。
一部プレイヤーの間では、バイオポッドが餅のように見えることから「餅ロボット」、右手がカマキリのような見た目をしているので「餅カマキリ」などの愛称で呼ばれている。
独特な使用感から使用率はほぼ最下位。しかし「使いこなせれば」という前提条件が付けばかなりのパワーを持つキラーでもあるため、今いるシンギュラリティ使いは揃いもそろって猛者ばかり。
考えることが多く操作も忙しい、よって配信でシンギュラリティーを使う場合は視聴者のコメントがろくに読めず「実況者殺し」という声も。