概要
美少女が武器を振るって戦うコンセプトや、アニメの表現手法を意識したグラフィックなど、日本のサブカルチャーを意識したゲームデザインが目を惹く作品。
どうでもいいが、パケ絵はPS3版と360版とである部分が微妙に違う。
公式サイトではWebコミックが掲載されている。→EXTRA スペシャルコミック
しかし、Flashで制作されているため、AdobeのFlash終了に伴い、現在は閲覧ができない状態になっている。(Puffin Webブラウザなどのブラウザなら閲覧可能)また、公式ホームページは文字化けが激しいので注意。
2012年が3月に続編「Blades of Time」が発売されたが、日本のアニメに寄った表現は和らげられ,欧米を意識したリアルなグラフィックスの作品へと変貌を遂げた。
主人公のアユミも頭身が上がり,もはや別人のような姿になっているが,彼女の日本語版ボイスを再び声優の釘宮理恵さんが演じるなど,前作を想起させる点も少なからず見いだせる。
プロローグ
はるか昔、今では神のみがその記憶をとどめる太古の時代、
世界は強大な力を持った2体のクリーチャーによって支配されていました。
善なる「光」が人々を助ける一方で、悪たる「闇」は残忍な行為に明け暮れていたのです。
何百年もの間、「光」と「闇」は熾烈な戦いを繰り広げました。
しかしついに「光」は自らを犠牲として、「闇」の力をアーティファクトの中に封じ込め、
自らをもアーティファクトに封じたのでした。
2つのアーティファクトは壮大な神殿の中に隠され、世界は破滅から救われました。
しかし今、闇の力が再び目を覚ますときがやってきたのです。
まるで運命に導かれるように、失われていた地図を発見したトレジャーハンターのアユミは、
この途方もなく貴重なアーティファクトを探し始めます。
しかし、やがて自分の体の中で、抗いようのない強大な力が目覚めることなど、
彼女には知るよしもありません。
果たしてアユミは、アーティファクトにたどり着くことができるのでしょうか。
そして、そこで何を見ることになるのでしょうか。
キャラクター
トレジャーハンターの少女。
愛用のガンブレード(剣と銃が一体となった武器)を頼りに、彼女はこれまで何度も危機を乗り越えてきました。そして今回、アユミはこれまでになく困難で危険な冒険に出発します!
もちろん、いつものようにひとりです。相棒など足手まといになるだけですから。
・ジェイ(CV:日野聡)
アユミと同じ遺跡に居合わせた、トレジャーハンターの青年。
武器は装備せず、己の拳と光の魔法を使って戦います。意地っ張りなところもありますが、根は優しい性格。罠にはまってしまったアユミを助けたのをきっかけに、親交を深めていきます。
・光(CV:江川央生)
絶大な力を持つクリーチャー。「光」自身にしかわからない理由によって、闇のアーティファクトを守っています。
魔法の使い手であり、強力な呪文を操ることができます。接近戦は得意ではありませんが、その「手」の破壊力は相当なものです。
・闇(CV:江川央生)
島を守るクリーチャー。光のアーティファクトを隠しています。
「闇」に対しては最強の呪文もほとんど歯が立ちません。唯一、強力なブレードの一撃だけが「闇」の防御を切り崩し、ダメージを与えられると言われています。しかし、彼と戦って生きて戻った者はいないため、真偽のほどは不明です。
ゲーム概要
剣 + 銃 + 魔法のアクション
主人公アユミは、剣と銃を兼ねる「ガンブレード」や多彩な魔法を駆使して、群がるモンスターを倒しつつ突き進む。
ミッションは30ステージ以上。魔法やスキルはアップグレード(強化)させることが出来る。
パッケージのイラストは微妙に異なるが、グラフィックはXBOX360版・PS3版とも同じ。
『Xブレード』を手がけたのは、ロシアの開発スタジオ「Gaijin Entertainment」。
3Dゲームとしての評価
バグは今のところ無い。狭いステージに敵が密集すると、処理落ちすることがある。
昨今のアクションゲームと比べると、特に操作性・視点の悪さが目立つ。
実際に購入するにあたっては、Youtubeの動画やデモ版(ステージ2までプレイ可能)を参考にするのが望ましい。
余談
「露出度高めの褐色金髪ツインテ美少女が主人公のロシア産アクションゲーム」という情報量の多さから発表直後から日本のネットでは話題となり、開発メーカーの名前が「Gaijin(外人)」と明らかに日本語のもじりであるという点でも注目された。
Gaijin EntertainmentはXブレードの発売と同時期に第二次世界大戦を舞台としたフライトシミュレータゲームをリリースしており、さらにこのゲームを改良して基本無料対戦ゲームのWarThunderを作り上げた。
WarThunderはその後10年以上サービスが続くロングランとなり、それに合わせてGaijin Entertainmentも欧州を代表する大規模開発スタジオとして成長した。