概要
代表的なIEコンポーネントブラウザーの1つ。元々はWindows版のみだったが、2010年〜2011年にかけて、他のプラットフォーム(Mac OS XやiOS、Android等)にも対応した。
ちなみに、国内シェアは2024年2月現在PCでのシェア率は0.18%。Operaが0.81%となっている。(statcounter調べ)
主な特徴
- 上級者向け。公式サイト内にも書かれているが、Sleipnirは基本的に上級者向けとして公開されている。しかし、Sleipnir 2 for Windows以外は初心者でも簡単に使用できるようになっている。
- タブブラウザー。各プラットフォームに最適化されたタブブラウジング機能を搭載している。
- プラグイン(現在のところSleipnir 2 for Windowsのみ)。FirefoxやGoogleChrome同様、プラグインを導入して機能を拡張できる。
- ブラウジングエンジンの変更(Windows版のみ)。基本的にSleipnirはInternet Explorerと同様に「Trident」を用いているが、Firefox等で使用されている「Gecko」にエンジンを変更することができる。Sleipnir 3から本格的にサポートされた。
- マウスジェスチャー(Sleipnir 3のみ)。デフォルトで様々なマウスジェスチャーが登録されている。
Black Edition
Windows版とWindows Phone版以外には、上位版として「Black Edition」が配布されている。OS X版のみ無料。iPhone/iPad版とAndroid版は有料(600円)。
OS X版
Sleipnir 3 for MacはMac App Storeでも入手することができるが、独自の制限によって一部の機能が削除されている。このBlack Editionは、この削除された機能をすべて搭載している。しかし、通常版でも普段のブラウジングには問題ない。
Sleipnir 3 for Mac Black Editionで追加される機能
- ウェブインスペクター
- ユーザーエージェント変更
- ページのソースコード表示
- ファイルのダウンロード先を設定
- ファイルを別名でダウンロード
- ページの拡大・縮小
- ページのエンコーディング自動判別
- テキストフィールドの拡大
- PDFを表示してダウンロード
- ブラウザーを指定してのブックマークの読み込み
iPhone/iPad版及びAndroid版
無料版にいくつかのジェスチャーや、ブラウザー自体のパスコードロック、検索エンジン変更等の追加機能を搭載した上位版。黒を基調としたデザインになっている。どちらも600円で販売されている。
余談
フェンリル社は2022年にプロeスポーツチーム「REJECT」と提携関係にある。
関連イラスト
関連タグ
外部リンク
PC版
Sleipnir 1 for Windows ※リンク先消失