かしまし
かしまし
主人公である大佛はずむは、幼馴染である来栖とまりの励ましで片想いの相手である神泉やす菜に勇気を振り絞って告白したものの、その告白は拒絶されてしまう。近所の鹿縞山に一人登り、傷心を癒そうとしていたはずむだったが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまう。宇宙船に乗っていた宇宙人は、地球人に対して自分のミスを詫び、はずむを治療したことを告げる。しかし同時に、その治療の過程ではずむが女になってしまったことも告げる。そして、この変化はもはや修正不可能だという。女として学校に通うことになったはずむだが、一度は告白を断ったはずのやす菜ははずむに対して積極的にアプローチをかけてくるようになる。そして、とまりも、そんな2人の様子を見ていて弟分だと思っていたはずむに対して自分が抱いていた本当の気持ちに気づく。
こうして、3人の少女たちの奇妙な三角関係が始まった。
2006年1月から3月にかけてテレビ東京系列(TXN)6局、及び、AT-Xで放送された。
主題歌
- オープニングテーマ 「恋するココロ」
作詞 - riya / 作曲・編曲 - 菊地創 / 歌 - eufonius
- エンディングテーマ 「みちしるべ」
作詞・作曲 - ゆうまお / 編曲 - 大久保薫
迎えた12話、TV放送最終回。そのラストシーンにて、主人公はその想いを伝えようと
「あのね……」
と伝えたところで話は終わってしまった。
12話の放送当時、既に13話が存在することが知られていた。
ところが13話の存在を知られていたばかりに未完のままにして円盤を買わせようとしてる、最終回見たきゃ円盤買えと認識されてしまったのだ。これは後にあのね商法と呼ばれている。
12話を感動のシーンで終わらせて、余韻を残して13話を特別編として売っていればよかったのかもしれない。
特撮でも仮面ライダーディケイドが、最終話『世界の破壊者』で、これをやって騒動になった。通称『夏未完』と呼ばれていたことも。
そして、この作品の第12話放送から16年後のアニメであるラブライブ!スーパースター!!第2期の最終話『私を叶える物語』で、この作品や上記のディケイドと似たようなことをやってしまい(余韻を残していない(=投げっぱなしの)終わり方、放送直後の生放送で3期制作決定など)、その最終話における終わり方に不満な意見が噴出し、ニコニコ生放送公式アニメ配信のアンケートでは、1が18.6%、5が過半数越え(51.6%)という、最悪な結果を生み出すことになってしまった(……というか、それ以前の話にも数多くの問題点があり、数多くの問題が指摘されていた)。