タイトル・表記ゆれ
欧州:Freak Out(2001年7月27日発売)
北米:Stretch Panic(2001年8月28日発売)
日本:ひっぱリンダ(2001年12月6日発売)
ゲーム概要
2001年発売のプレイステーション2用3Dアクションゲーム。開発はトレジャー。上記の通り、日本に先駆けて海外市場で発売され、日本での販売は角川書店が担当した。
主人公の女の子リンダと、彼女が首に巻いている手の姿をした伸縮自在のマフラーを操作し、「つかんで引っ張る」というアクションが特徴のゲーム。つまんで伸ばした敵を弾き、ゴムパッチンのようにダメージを与えたり、限界まで引っ張った張力でリンダを飛ばし、地形を飛び越えたり頭突きで攻撃したりできる。
悪魔に取り憑かれた12人の姉たちと戦い、ギミックを突破して12人全員を救出するのがゲームの目的。
キュートな主人公リンダの姿や、敵や地形を引っ張って伸ばすというアクションが特徴。
一方、慣れると単調な操作になりがちなことや、人を選ぶおどろおどろしい雰囲気(『魔法少女まどか☆マギカ』の魔女の結界や使い魔を想像すると近いかもしれない)、黒幕が結局分からない説明やボリュームに難があるストーリーなど、アクションに定評のあるトレジャー作品の中ではかなり評価の分かれる一作である(『ファミ通』のクロスレビューでは40点満点中の30点を獲得しているが…)。
ストーリー
12人の姉を持つ末妹のリンダは、見た目の美しさにばかりこだわる姉たちにいつもこき使われていました。
ある日、リンダが新作の化粧品を大量に買いに行かされている間に、家に謎の荷物が届きます。その箱を開けると13の虚栄心の悪魔が解き放たれ、12人の姉たちは全員悪魔の虜となってしまいました。善良な心を持っていたリンダだけは悪魔に取り憑かれず、その代わりにパパからもらった大切なマフラーが、不気味な手の形でなんでもつかむ「悪魔のマフラー」になってしまいます。
リンダは、手に入れた悪魔のマフラーの力で姉たちを救い出すことを決意し、12人が囚われた「悶絶博物館」に向かうのでした……。
関連イラスト
関連項目
- 海腹川背:女の子の主人公が投げて伸ばして引っ張って…というコンセプトに共通性のあるゲーム。