曖昧さ回避
- 『テイルズオブデスティニー』に登場するキャラクター⇒ウッドロウ・ケルヴィン
概要
主にギュスターヴ編の仲間キャラクターとして登場。
貴族の生まれらしく初期装備にかなり性能の高いクヴェルを装備しており、LPが高い。
経緯
貴族の家系ヤーデ伯家トマスの息子で、誠実な性格。
ギュスターヴ13世が術不能者として南大陸に亡命した時に、父トマスの計らいで知り合う。
ギュスターヴが金属剣を自ら作り上げて戦いに出る頃になると、無鉄砲な所のあるギュスターヴのお目付け役のような立ち位置で支えてきた。
やがて、ギュスターヴがかつて追放された東大陸へ戻る決意をするきっかけも彼がその一翼を担った。
ギュスターヴの亡命を手助けした男シルマールの計らいで名将ネーベルスタンも同行するが、その時ネーベルスタンから「ギュスターヴは己の家系を呪っている」という払拭しようの無いトラウマを抱えていることを教えられ、ギュスターヴの心の支えとして重要な役割をするべきだと諭される。
そして、ギュスターヴが東大陸で覇権を打ち立てると、ネーベルスタンと共にギュスターヴの側近となる。
ギュスターヴが南の砦で暗殺されたとされる事件をきっかけに、既にネーベルスタンやムートンも死去していることもあり、ギュスターヴの後を継ぐ後継者戦争にも身を投じる。
元々誠実な性格だった彼は、権謀術数に長けたライバルカンタールと相対した時にその性格が仇となり、裏工作にはまり多くの同盟者を手放す結果となる。だが、ハン・ノヴァを巡っては同都市が一度炎上してからというもの、幾度もカンタールと奪い合いを繰り広げており、カンタールから何度か取り返しているため、実力では決してカンタールに劣っているわけではない。
のちにカンタールが先に死去したため晩年には覇権を手にし、諸侯との盟約を結んだ。
ちなみにマリーと結婚し、チャールズ(サガフロ2)とフィリップ3世 をもうけているが、これも意外な波紋をもたらしている。
チャールズはヤーデ家としては異端で(河津氏曰く「汚れ役」)、マリーの父であるギュスターヴ12世にも似た覇道寄りの性格だったため、彼がカンタールの娘ヌヴィエムを侮辱したことで余計な敵を作り、最後の最後まで波乱の人生を余儀なくされた。
後始末としてソールズベリ平原の戦いに赴き、勝利するも、間もなくして心労で倒れ、ソールズベリ平原の戦いから二年後、波乱万丈の生涯を閉じた。
ギュスターヴ13世の帝国を守る意思は強いが、それ以上にヤーデへの愛着とナ国への忠誠心は強く、どちらを優先するかと言えば後者である。実際、彼が長らく東大陸で活動しているにもかかわらず、ナ国のショウ王からは「よく忠誠を尽くしている」と評価されており、足元の土台を崩さないのは、目立たないが重要なことであろう。
上記の流れにあってもなお、彼が生きている間は諸侯との盟約が崩れなかったあたりに、その手腕が見て取れる。