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概要編集

1955年3月21日生、サンパウロ州グリセーリオ出身。

イタリアとドイツの血を引く、欧州系移民の家系出身で鉱山労働者の息子。

元々は軍人で、アグーリャス・ネーグラス軍事学校卒業。

軍人時代に待遇改善などを訴える運動を行い、逮捕されたこともあったが裁判では無罪を勝ち取る。

1988年に予備役となり、1989年にリオデジャネイロ市議として政治家デビュー。

3回の結婚歴があり、4男一女の5人の子供たちがいる。


その後国政に転じ、2018年に大統領選挙で当選し38代大統領に就任した。


放言癖が強く、黒人や同性愛者、先住民族への差別発言、女性に対するセクハラ的な暴言などで炎上することもしばしば。

四男が日本のアニメ好きのオタクであるため、日本には比較的好意的な様子も見せるがそれでも結構な暴言がある。

子供達のうち長男でフラビオ、次男のカルロス、三男のエドゥアルドが政界入りしている。


COVID-19の世界的な流行の最中では、経済を最優先して各州が行なっているロックダウンにも否定的な態度を示し、水際対策やロックダウンを行おうとする公衆衛生関係の部署にも圧力をかけて対策を妨害し、「ただの風邪だ」「俺はアスリートだからかからない」などの放言を繰り返した。

このやる気のなさと地方自治体との足並みの乱れによりブラジル各地で感染が爆発的に拡大、5月下旬には世界2位の感染者数となってしまい閣僚も5人が感染。


司法当局とも対立が深まり、連邦裁判所から「ボルソナロ大統領が条例に違反しているため、公共の場ではマスクを着用するよう命じる」という判決が下される有様ともなった。

また、長男の汚職疑惑でも紛糾しており、様々な意味で崖っぷちの政権運営となっている。

7月にはついに彼自身もCOVID-19に罹患することとなったが、軽症であることから強気の姿勢を崩すことはなく、陽性が発覚した直後に記者会見でマスクを外すなどする暴挙を行った。

これに怒ったブラジル報道協会が彼を告訴する騒ぎになっている。

同月25日には陰性になったと発表。

しかし30日には現夫人も感染。その前日には夫妻で公の場に出ていた。

軽症のまま陰性になったことから本人も全く懲りておらず「私は治った。既に抗体を持っている」と放言し、陰性判定が出る前から屋外とはいえ支持者と交流したり、陰性判定後はマスクもしないで支持者の中に入って行くなどしており「大統領自らが感染拡大を助ける」というどうしようもない状態になっている。


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