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概要編集

 ユニバーサル系列のミズホからだされたパチスロの機種であり、4号機Cタイプ( この機種の特徴としては「リプレイ機能」、フラグ告知機能、払い出しに関係のない絵柄などが許可された )

 この機種の場合上部に搭載されたリールではなく、下部に搭載された液晶上の赤い数字が揃えば大当たりとなる。ボーナスゲームは100ゲーム。

 この機種はアシストタイム( 小役が必ず入賞するように告知する状態が連続して続く状態 )のある機種の代表的なものであり、通常パチスロに必要とされる目押しの必要がほとんどないという特殊なパチスロでもある。

この台の最大の特徴編集

 ミリオンゴッドは、ハイリスクハイリターンで有名。

 この台に関しては3枚掛けで3ラインであり、いわゆる子役であるチェリー役やスイカ役にあたるものも無いうえ、通常のプレイだとリプレイ( パチスロにおいては特定の図柄をそろえると再度プレイ可能となるシステムが搭載されている )もそろわないため1000円での回転数が他の台よりも悪くなり、結果軍資金が減りやすく、ドツボにはまるとあっという間にメダルが溶ける

 しかしその分他の台よりも比較的連チャンしやすいとも言われ、極稀にそろうGOD図柄が揃うと5連確定となっている(初代は500ゲーム当選)。


注意点としてはこの台は通常時は「左リールから順押し」が厳守されているルールになっており、押し間違えると液晶に警告が表示され数ゲームは抽選がされなくなるペナルティが発生する。なお、このペナルティはGG当選時に押し間違いをするとそこでGG突入の権利は消失する。特に目玉である「GOD揃い」でやらかすと非常に勿体ない事になる。

特色編集

 初代ミリオンゴッドは『連チャンの度合いで100万円分の出玉になったケースがある』『他の台と比較してもあまりにも吸い込みが凄まじい』など、他にあまり類を見ない過激さとなっており、中にはこの台に入れ込みすぎて借金をこさえてしまった者が出たと云われた程である(暗い噂として、このミリゴのせいでパチ屋のトイレでぶら下がってるのが多発したとかいったものまで飛び出した程)。あまりに過激すぎる性能故に敬遠して導入しないホールも多かった。

 軍資金の減り方が早くなるのには順押し厳守なのにそれだとリプレイが揃わないという仕様からも見てとれる。

 実際検定( パチンコおよびパチスロの場合風営法の規定に基づく、国家公安委員会の指定試験機関である保安通信協会にて型式試験を通過させる必要がある )の際はリプレイが出るようになるがペナルティとして大当たりもしない「逆押し」で無理やり検定を通していたらしく、業界からも問題視されて1年後には検定取り消しを食らってホールから消えた(※)。ちなみにこの開発元のミズホ、当時のユニバーサル(アルゼ)系列の中でも「コンチネンタルⅡ」「コンチネンタルⅢ」という機種でもやらかしていた問題児だったりする。その為か家庭用ゲーム機でリリースしていたパチスロシミュレータ「アルゼ王国シリーズ」のレーベルにミリオンゴッドは入っていない。

 後に仕様変更版( 通常プレイでリプレイが揃うようになった等 )の『ゴールドX』が登場したが、今度は逆押しすることにより想定しない小当りを高確率で出す事ができてしまうバグが発覚。実際の店舗では稼働停止( シマ封鎖 )を余儀なくされ、販売元に対し訴訟沙汰になるという不具合が出てしまった。

 その修正版として『ゴールドXR』がリリースされるも、それまでの信頼喪失(店によっては対策されたとはいえ、そのXRのシマだけに監視の店員が増員されたりしたケースもある)やそのころ登場した北斗の拳のパチスロの存在もあったため当初人気がなく、それ以上改良版が出されることもなく、ここからミリオンゴッドシリーズは5号機初期( 4号機の「ハイリスクハイリターン」に陥りがちな仕様を抑えるため、リプレイはずし、大量獲得機、高純増AT機、ストック機などを禁止した仕様 )の時代まで沈黙してしまう。


※この頃は他にロデオの「サラリーマン金太郎」サミーの「アラジンA」も過激過ぎて検定取り消しを食らっている。


リール図柄編集

  • GOD(500ゲーム。ゴールドXでは300ゲーム。5号機のシリーズは1セット100ゲームが5セット)

このパチスロ台の最大の目玉となる図柄。中段のみ揃う。15枚+PGGに(ペナルティ状態が無ければ)突入する。確率は1/8192。当選したら落ち着いてナビに従って揃えるのが鉄則だった(後継機種ではさすがに改善されたが)。なお、このGOD図柄は設定関係なく1/8192であり通常時・GG中といかなる時でも突然当選する。

発生時の演出も様々で一番有名なのがレバーを叩いた時に液晶がブラックアウトし数秒のフリーズ後にリール回転してナビによる順押し指示である。なお、当選時の液晶上の数字は「777」。

なお、このGOD図柄はPGG中にまた当選するとその分が上乗せされる。確率故に実現は中々難しいが、その様を「GOD in GOD」と呼ばれる(初代だと500ゲームにさらに500ゲーム上乗せとなる)。

  • 赤7

右リールのいずれかに止めるため、チェリー扱い。1枚+SGGに(GG3連以上確定、ペナルティ状態が無ければ)突入する。確率は1/4096。

  • 黄7

ベル」の立場となる図柄。下段のみ揃う。押し順6択の15枚役。

  • 青7

リプレイ」となる図柄。上段のみ揃う。逆押ししか揃わないが、ゴールドXでは順押しでも揃えるようになった。

  • ブランク

左、中リールのみ出現する2連図柄。通称デカミリ。順押しで停止しただけで、GGのチャンスとなる。後の5号機のシリーズで、全リールにも出現するようになった。

 

シリーズ一覧編集

パチスロ

  • ミリオンゴッド・2002年導入(4号機・AT機)
  • ゴールドX/ゴールドXR・2003年導入(4号機・AT機)
  • ミリオンゴッド神々の系譜・2011年導入(5号機・ART機)
  • ミリオンゴッド-神々の系譜-ZEUS Ver.・2013年導入(5号機・ART機)
  • アナザーゴッドハーデス‐奪われたZEUS Ver.‐・2014年導入(5号機・AT機)
  • アナザーゴッドハーデス闇‐最後の神聖 Ver.‐・2014年(5号機・AT機、ユニバカで展示された幻の台。)
  • アナザーゴッドポセイドン‐海底の聖城 Ver.‐・2014年(5号機・AT機、ユニバカで展示された幻の台。)
  • ミリオンゴッド-神々の凱旋-・2015年導入(5号機・AT機)
  • アナザーゴッドポセイドン-海皇の参戦-・2017年導入(5.5号機・ART機)
  • アナターのワイフゆるせぽね・2018年導入(5.9号機・A+RT機)
  • アナザーゴッドハーデス-冥王召喚-・2018年導入(5.9号機・ART機)※天井非搭載
  • アナターのオット!?はーです・2020年導入(6.1号機・AT機)
  • アナザーゴッドハーデス解き放たれし槍撃ver.・2023年4月中旬(6.5号機・AT機)

パチンコ

  • パワーゲットゲーム・2005年導入(大当り確率:1/498.5、確変ループタイプ)
  • ミリオンゴッドプレミアム・2010年導入(大当り確率:1/399.25、潜伏有り確変ループタイプ)
  • ミリオンゴッドライジング・2015年導入(大当り確率:1/382.02、潜伏有りSTタイプ)
  • アナザーゴッドハーデスアドベント・2017年導入(大当り確率:1/319.7、確変ループタイプ)
  • ミリオンゴッドディセント・2018年導入(大当り確率:1/319.6、潜伏有り確変ループタイプ)
  • アナザーゴッドハーデスジャッジメント・2019年導入(大当り確率:1/319.6、1種2種混合タイプ)
  • アナザーゴッドポセイドン-怒濤の神撃‐・2021年導入(大当り確率:1/319.68、遊タイム有りの1種2種混合タイプ)
  • ミリオンゴッド一撃・2022年導入(役物機、一撃タイプ)

その他

  • GODくん・漫画作品(2017年にてパチ7コミックにて連載(現代打ち切り?)。作:神風銀)

余談編集

初代ミリオンゴッド、ゴールドXのデモ画面では、ミズホのロゴが表示された後、緑色の服を着た男の子(但し手のみ)がスロットマシーンにあるメダル投入口をメダルに入れると、男の子が入れたメダルは異世界に迷い込み、そこからタイトルロゴが表示される画面だった。

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