概要
サムス・アランのトランスフォーム形態、およびその能力を獲得できるアイテムの名称。
『モーフィングボール』『丸まり』とも呼称される(初代作では「モーフボール」と言う名前は無く、「丸まり」と言う名前のままだった)。これによって、狭い隙間に入り込んだり、時限爆弾「ボム」を使うことが可能になる。
作品によっては特定のギミックを作動させるためのキーとなり、『スーパーメトロイド』および『ゼロミッション』における鳥人像が主な例。
明らかに現実では不可能なくらいに完璧な球体と化すが、これはサムスが鳥人族(スーツの開発者)の遺伝子を受け継いでいる上に特訓を積んでいたのと、スーツがサムスと半ば融合している為。なので他人が簡単に真似できるような代物ではなく、スペースパイレーツが再現しようとしたところテスターとなった隊員4名が全身骨折で死亡した為にプランそのものが凍結されたという話がある。
『メトロイドプライム ピンボール』では、モーフボールとなったサムスをピンボールの球に見立てて遊ぶゲームである。
『スマブラ』では、空中以外の緊急回避やボム使用時にこの姿に変形する。
Pixivのイラストではパロが多い。
ボム
全作品に登場。モーフボールの追加装備として割と序盤でどこかに隠されている。
カプセル式の小型爆弾であり、特定の物質を判別、または破壊したりできる。主に探索用の装備であるが、閉所に潜り込んだジーマ等を排除できる程の攻撃力を有しており、一部ボスなどに対する有効打にもなりうる。
また、ボール状態でボムの爆風に接触することでボムジャンプが発動し、後述するスプリングボール入手まで移動手段としても使うことが可能。熟達したプレイヤーとなればタイミング良く設置することで無限にボムジャンプを行うことができ、装備が整っていない状態でも特定のルートに進む(シーケンスブレイク)ことができる。
ちなみに、『スーパーメトロイド』ではショットボタン長押しで最大まで溜めてからボール状態になると、ボムを5個一気にばら蒔く『ポップンボム』というコマンドがあった。
- パワーボム
『スーパーメトロイド』で初登場。設置すると一定時間後に画面全体を覆い尽くす大爆発を発生させ、射程圏内の敵を全て一掃する。特定のブロックを破壊したり、イエローゲートを開通させることが可能。
『フュージョン』からは擬態解除状態のXをすべて爆発地点に引き寄せる効果が追加され、うまく使えば効率良く補給できる。
- クロスボム
『メトロイドドレッド』より初登場。ボム爆発時、爆風が上下左右4ブロック先まで十字に広がるようになる。
派生能力
- スプリングボール
メトロイドⅡで初登場。ボール状態でのジャンプ移動が可能になる。
「メトロイドⅡ」、「スーパーメトロイド」、「サムスリターンズ」では同名のアイテム、「フュージョン」、「ゼロミッション」ではハイジャンプを発見する事で使えるようになる。逆に「メトロイドプライム」、「メトロイドプライム2」、「プライムハンターズ」では未登場。Wiiであそぶセレクションのプライムシリーズ、「メトロイドプライム3」、「アザーエム」、「ドレッド」では最初から使えるようになった。
- ブーストボール
メトロイドプライムシリーズのみ登場。ボール状態での高速移動が可能になる。
- スパイダーボール
メトロイドⅡで初登場。壁や特定のデバイス上に張り付いて、ボール状態のまま移動することが可能になる。『サムスリターンズ』ではパワーボムと併用することでシャインスパークと同じ挙動で高速移動できる『スパイダーブースト』も使用可能。
「プライムハンターズ」、「アザーエム」、「ドレッド」では未登場。