概要
なんや?もうちょっと詳しく説明せぇって?
しゃーないな。さっきも言った通り、パン粉を付けて揚げるカツを一口大に切って串に刺したモンや。
場所によっては串カツとも呼ばれておるが、どっちかゆーたら串揚げの方がメジャーやろな。
地域差
関東風
関東では豚肉を一口大に切ったモンと小さく切った玉ねぎを交互に刺して、パン粉を付けたモンが主流や。
まぁこのレシピで気付いたやろうけど、串揚げと呼ぶより串カツって呼び方の方がメジャーや。
名古屋風
作り方はこの後メインで説明する関西風のモノに近いんやけど、どて煮(牛スジを八丁味噌やみりんで煮込んだモンや)を出す店のサブメニューっちゅー位置づけになっとる。
食べ方も関西風とは違うてな、ソースやなしにどて煮の煮汁を付けてから客に出すっちゅーなかなかに変わった出し方をしとる。
この時点で気付いたヤツもおるやろうけど、これが名古屋メシの一つに数えられる「味噌カツ」の原型になったっちゅー説もあるで。
関西風
さておまっとさん。本家本元、関西風の出番や。
おっと、色々と言いたい事は分かるけどな、関西風の串揚げは少なくとも昭和4年から存在しとるんや。「自称:本家」なんてバカげたいちゃもん付けんといてくれや。
本家本元を謳うだけあって、揚げる具もバリエーションが豊富でな、肉や野菜だけやなく、魚介類は勿論の事、紅生姜(のスライス)も定番の具となっとる。
そして関西風の串揚げ言うたら外せんのは、「ソース二度漬け厳禁」の鉄則や。最近関東の方でも関西風の串揚げ屋が出とるから、そんな注意書きの看板、見かけた事は1回はあるやろ。
これは串揚げを漬けるソースは客全員の共用になっとるさかい、一度口を付けたモンをもう一回漬けるなんて不衛生極まりないったら無いやろ。
じゃぁもしソースをもうちょい漬けたくなったらどうせいって?そりゃ簡単な話や。
関西風の串揚げ屋には卓上にキャベツが置かれてる事が多いんやけど、そのキャベツを使うてソースを掬ってやるんや。
ちなみにこのキャベツ、揚げ物ばっかりで胃がもたれるのをある程度防ぐために、店側からのサービスで置いてあるモンやからな、効果的に食って関西の心意気、たらふく堪能したってや!!
(新規作成者は関西人ではない為、関西弁の表現に不適切な部分があるかと思われます。生粋の関西人による編集をお願いします)