仏陀
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ぶっだ
仏ともいい悟りの最高の位「仏の悟り」を開いた人を指す。buddha はサンスクリットで「目覚めた人」「体解した人」「悟った者」などの意味である。
仏教の開祖はコチラ→釈迦如来
仏教においては最高の悟りを得た者が持つ十の称号「如来十号」の一つとされる。
悟りをあらわす「ブッディ」という言葉はヒンドゥー教でもよく用いられるが、
「ブッダ」という場合、ほぼヴィシュヌ神の化身としての釈迦(ガウタマ・シッダールタ)をさす。
上座部仏教においても釈迦以外に仏がいるとされており、過去七仏が知られている。
釈迦の弟子たちやその他信徒には悟りを開き、阿羅漢になったとされる人々はいるが、
彼らは通常「仏」としてはカウントされない。
「阿羅漢」もまた如来十号の一つではあるが、阿羅漢であるだけでは仏とはみなされない。
女性は阿羅漢にはなることはできるが、男性でないと仏陀にはなれないとされる。
大乗仏教経典に説かれる「女人成仏」が男性化をプロセスに含むのはこのため。
しかし後期密教経典『秘密集会タントラ』において女性が女性の身のまま仏陀になれると記載され、チベット仏教ゲルク派では18世紀に「女性のブッダ」チッタマニターラが感得された。
仏教においては輪廻転生からの解脱を最大の目的とするため、「生まれ変わらない」ことを目指して修行等の宗教活動をしている。
なのでフィクションでたまに見られる「仏陀の生まれ変わり」は仏陀がそれに失敗したことを意味するので、有り難みのない称号だったりする。
阿羅漢も如来(仏)も輪廻を脱することができる点では同じだが、
如来の場合、己の仏国土をもち、さらなる衆生救済が可能とされている。
大乗仏教が阿羅漢になることを目的とせず、菩薩として活動し、
如来となることを目指すのはこの考えによるものである。
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