概要
一般的には物品を保管・貯蔵するために設けられたスペースで、通常精巧な鍵や頑丈な扉、雨風などを避ける壁と屋根が備え付けられ、盗難対策も施される。
伝統的な日本家屋においては納戸や納屋よりも規模の大きい収納設備であり、母家から離れた別個の建物として蔵が発達した。
法律上においては、物流業者が「他者(他社)の物品を預かり保管するために設けた建物やその他の設備」という主旨の定義付けがされている。
現在ではその用途に応じて、冷凍・冷蔵倉庫や空調・湿度調整を備えた定温・定湿庫など、保管する物品によって構造の種類が多岐に渡る。