天星郷フォーリオン
てんせいきょうふぉーりおん
アストルティアの上空に浮かぶ空中都市。
人類が困難を乗り越えたときに姿を現すという伝承があり、聖天舎の書庫で読める本によれば1000年前の不死の魔王ネロドスの侵攻を退けた際にも上空に姿を現したという。
ここに天使以外が足を踏み入れるには天使たちに選ばれた者の証である「魂の燭台」が必要であり、それを持たない者はここに近づこうとするだけで容赦のない攻撃を受けることになる。
フォーリオンは「とこしえの揺り籠」の時代、天を飛び交う「天の船」だった。
とこしえの揺り籠が滅んだ際、住人たちはその船に乗り、ルティアナとともに旅立ったという。
公式では「天界」と呼ばれることもある。
魔界のような広大なフィールドではなく、神都フォーリオンがある島を中心として5つの島が囲み、転送装置で行き来するという構造で、どちらかと言えばナドラガンドに近い特徴を持つ。
Ver.6.0では5つの島のうちの「試みの荒野」「輝きの草原」「豊穣の密林」「天涙の大水源」の4ヶ所に行くことになり、最後の1つ「とこしえの神殿」については結界が張られており、Ver.6.2で入れるようになる。各島にはフィールドが1つだけ、それぞれにダンジョンもあるかないかである。
ヘルヴェルの家で読める本によれば基本的に各地に出現するモンスターは「四天の星巡り」のために地上から召喚されたもので、本来は天星郷に生息しているモンスターではないらしい。しかしモンスターの強さは(一部の例外を除いて)魔界の強モンスターにも匹敵するものばかりで、地上のどこに生息しているのかは謎である。
また「神代の遺構」のように四天の星巡りとは関係ない地区に生息しているモンスターもおり、元から住み着いているモンスターも少なくない模様。
島々が浮遊しており、とこしえの神殿に結界が張られているのは創世のピラーから生み出されるエネルギーと感謝のエネルギーのお陰であり、かつて感謝のエネルギーがごく僅かしか回収できなかった頃はエネルギーの大半をピラーから賄っていた。
しかしエネルギーが足りないとはいえ、過剰な稼働のせいで暴走を引き起こしてしまい、深翠のピラーを担当していたヘファニスが犠牲となった事でゲゼルマインとクリュトスがゴールドを活用した感謝のエネルギー回収方を確立し、ピラーの稼働率を安定させるに至った。
エネルギーの供給は造成地にある制御室でコントロールできる。
各地の本棚では『ドラゴンクエストⅨ』の登場人物や設定が歴史上の存在として語られており、両作の繋がりがより明確になってきたといえよう。