※Ver.6のネタバレが含まれます。
CV:茉莉邑薫
概要
天星郷フォーリオンに暮らす天使のひとり。
見た目は紫髪ロングの女性天使で、性格は事務的かつ堅物。
審判の天使とよばれる上級天使で、「白灰の試練場」の試練を担当している。
赤ん坊の頃のユーライザに名前を与え、以降ずっと面倒を見ており、彼女とは実の姉妹のような関係。
かつて上司である天使がジア・クト念晶体に侵され、ヘルヴェルに念晶体の一欠片を無理やり食わせたことでジア・クトの思念に染まってしまう。
以降、自身の意思に反して天星郷を裏切るような行動を取るようになり、英雄らを闇堕ちさせるための工作を行う。
具体的には、「悪神の火種」なるものを部下に育てさせ、神化の光炉に仕込むことで彼らの悪神化を目論むというものだった。
しかし、土壇場になって急遽主人公の英雄入りが決定。主人公のぶんの火種を用意していなかったため最初は「主人公は女神ルティアナを殺した大魔王である」という誹謗中傷を天星郷中に流して居場所を無くし、追い出すという作戦を取っていた。
つまり、彼女は天使たちの主人公への態度の悪さの元凶とも言うべき存在である。
しかし主人公が中傷にもめげずに試練を完遂したため作戦を変更。コウリンを暴走させる、ルティアナの聖泉をヘドロで汚す等の妨害工作を行い、主人公の火種を用意するための時間を稼いだ。
ところが悪名が広がり過ぎ、過熱し過ぎた結果裏目に出て、いざ神化の儀の際にはピュトスという天使の独断による妨害で主人公が儀式に遅れたため、悪神にすることは叶わなかった。
また、フォステイルも直前で嫌な予感がして未来予知を行おうとした結果「何も見えなかった」というイレギュラーが発生したことで、無断で欠席、その結果取り逃してしまう。
また、この際アストルティアに向かった悪神達を退治するためと理屈をつけて「速やかに主人公の神化の儀を行って追撃させるべき」という明らかに異常な進言を行なっている(失敗した原因がわからないのに強行してまた失敗したらどうするという正論を返され却下されているが)
結果として(直前で欠席したため投入されなかったフォステイルの分はともかく)遅れた主人公の分の悪神の火種を発見されるという大失態を犯し、(事態の全貌を把握されたという意味で)尻尾を掴まれている
その後天使長と示し合わせて行方をくらませていたフォステイルがその後の騒動の顛末や天使達の動きといった状況を俯瞰した事で悪事を見破られ、追い詰められた彼女はユーライザが集めた悪神の火種5つを飲み込みおぞましい姿「呪炎の傀儡」へと変貌するが、主人公に倒される。
冷静になった彼女はユーライザや主人公たちに自身の悪行について謝罪し、動機を説明。
彼女曰く「全く操られている自覚がなかった」「自分の行いが天星郷に仇なす行いだとも全く感じていなかった」「自分たちに割り当てられている責務を果たしているときと全く代わりなく暗躍していた」とあくまでも自分のまま全くの無意識に一連の悪事を行なっていたとし、この告白はある意味で故意よりタチの悪い状況であることを裏付ける事となった
レオーネの暗躍でジア・クト念晶体が実際に出現した際には神剣レクタリスを用いて彼らを一時的に撤退させることに成功するが、その際全ての力を使い果たしたのか消滅してしまった。
天使にしては「ヘル(地獄)」という不穏な名前(ちなみに部下のアルビデという天使も「デビル(悪魔)」の逆読みが由来と思われる)もあり、最初から彼女に疑いの目を向けていたプレイヤーも少なくはなかった模様。
エンディング後のサブクエストでは、転生の園で赤ん坊に生まれ変わった彼女と再会することになる。
ユーライザはその子に「ヴェル」という名を与えていた。
戦闘
前述の通り悪神の火種を飲み込んだ際の姿。この戦闘ではフォステイルがNPC戦闘員として参加。
虚ろな顔といい壊れた人形のような不自然なモーションといい相当なホラーモンスターであるため、苦手な人は注意。
呪いやマヒなどの追加効果のある特技を使う他、「灰幻の世界」というフィールド全域に影響する特殊な技を使う。
これを使用されると通常攻撃に即死効果が付与され、さらに被ダメージが90%もカットされる。
フォステイルが歌で解除してくれるまでに全滅しないよう、即死耐性や聖女の守りなどを用意するのが効果的。
亜種
天使人形ルーミリア
呪炎の傀儡の亜種。Ver.7.1で登場。
エドアルドが執着している天使ルーミリアを模して作った人形が、ムニエカの人々の魂の穢れ(負の感情)を取り込んで魔物となった姿。
虹色の翼を生やした美しい女性型モンスターだが、モーションや狂気的なボイスは呪炎の傀儡同様ホラーである。
関連タグ
ユーライザ 天使長ミトラー カンティス クリュトス フェディーラ ジア・クト念晶体
イザヤール…事情により主人公側を裏切るが、後に自身の命と引き換えに悪役に一矢報いる上級天使繋がり。また、ヘルヴェル自身もイザヤールを尊敬していることを日記に書いている他、ユーライザの名前の由来も彼だと思われる。(イザヤール→ヤールイザ→あとうを入れ替える→ユーライザ)