概要
裏梅初登場時からはその中性的な見た目から性別が不明であったが、元々男性であったと確定したのでBLのCPとして認識されている。ただし現代において裏梅は氷見汐梨という(おそらく)女性の人間に受肉している他、物語終了後は2人ともあの世と思われる場所に連れ沿っているがそこでの身体は受肉前と見られることなどを踏まえると、裏梅の身体的性別を確定させるのは難しい。また裏梅自身がどのような性自認を持っているのかもわからない為、一概にNLともBLとも言えない面白さがある。
2人の馴れ初めは最終回後のエピローグで作者によって描かれた。
裏梅は幼少期の頃から物を凍らせる生得術式、氷凝呪法を暴走させては周りの人を凍死させてしまい、遂には両親を殺してしまった。孤児となっていたところ、その時たまたま氷室(冷蔵庫)が壊れてしまい肉を保存できずにいた宿儺と出会う。宿儺に冷蔵庫の代わりとして拾われた裏梅は、赤身肉を低温で乾燥させる現代の熟成肉のような物を独学で作る。その味と料理センスを気に入った宿儺は料理人として側近におくようになったというのが始まり。それからは宿儺の好物「人肉」の料理人として仕えた裏梅はほぼ秘書のような立ち位置で宿儺の横にいることが平安時代の描写から推測される。その後2人がどう生活や戦乱を共にし、亡くなったのかは定かではない。
現代においては各々受肉体として復活し渋谷事変において再会。それまで恐ろしい一面しか描かれていなかった宿儺の再会の喜び様からして如何に裏梅を重要に想っているかが伺えた。宿儺の伏黒受肉後は行動を共にし、一々褒められては大変喜んでいる裏梅の描写がある。
新宿決戦では各々で闘っていたが、終に宿儺が敗れると秤金次と闘っていた裏梅は自決。あの世のような場所において2人で連れそうように闇に歩いていく2人の姿で物語は終わった。