概要
身長178 cm、体重78 kg。右投右打。
インドネシア人の父と日本人の母の間に生まれるが、2歳の時に離婚。
大阪市内の母の実家で祖父母、1つ年上の姉と5人で暮らしていたが小学2年の頃に入退院を繰り返していた母が肝臓がんで他界。高校2年夏の大阪府大会初戦の2日前に祖父も他界した。
大阪市立田中小学校1年時にソフトボールを始めて投手を務め、大阪市立港南中学校時代は港ボーイズに所属し遊撃手と外野手を務めた。
精華高等学校へ進学すると2年時の夏より野手としてベンチ入りし、秋から投手に転向。
入学時は身長163 cm、体重53 kgと小柄な体格で球速も120 km/h台後半だったが、祖母が毎食用意する3合の米やトレーニングの甲斐があり、最終的に身長は178cmまで伸びて体重は70 kgまで増加し、球速は最速145 km/hを計測する程に成長。
3年時の7月に行われた練習試合・履正社戦で、前年の甲子園優勝校を相手に3失点に抑える好投で注目を集める。
夏の高校野球大阪大会では、初戦の羽衣学園戦で先発し7回を無失点に抑え、9回二死満塁には8回より回っていた一塁から再び登板し試合を締める活躍を見せるも、2回戦のみどり清朋戦では10回タイブレークの末にサヨナラ負けを喫した。
2020年のプロ野球ドラフト会議を前に中日ドラゴンズとオリックス・バファローズから調査書が届き、同会議では中日から育成3位指名を受け、11月12日に支度金200万円、年俸300万円で仮契約を結んだ。背番号は206。
(ちなみに同い年の高橋宏斗が同期でドラフト1位。)
2021年は二軍公式戦の登板は2試合にとどまったが、2022年は12試合登板、1勝5敗、防御率4.89の成績で、フレッシュオールスターゲームではウエスタン・リーグ選抜に選出され、7回裏の1イニングを無失点に抑えた。
2023年は16試合登板、5勝4敗、防御率4.56でウエスタン・リーグ優秀選手賞を受賞。
2024年は7月7日までにウエスタン・リーグで14試合に登板し、9勝3敗、防御率1.84と二軍の先発ローテーションとして好投を続け、初完投・初完封も記録。
同年7月8日、支配下選手契約を締結したことが発表され、これにより中日は同年の支配下選手登録上限人数の70名に達した。背番号は69に変更。
2日後の7月10日のDeNAに先発で登板、7回3失点で敗戦するが、7月31日のヤクルト戦で6回無失点の好投で初勝利。